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【勝浦郡】直下70mの灌頂ヶ滝を見上げにゆく男 前編【徳島滝めぐり】

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※この記事は2月某日の出来事を記録したものです。念のため。

灌頂ヶ滝

「久々に山奥行って、滝でも見たいな」と思って調べて、ここに行ってないことに気が付いた。それと同時に「これ、何て読むんやろ?」と読み方がわからないことにも気が付いた。

気になって検索をかけてみたら、いの一番に「灌頂ヶ滝 読み方」というのが出てきた。そりゃそうだよなあ。。。「灌」って漢字見たことないもん。

結局、読み方は「かんじょうがたき」というらしい。

調べてみたところ、灌って漢字には「 水をつぎこむ。流し入れる。そそぎかける。 」とか「 群がり。あつまる。群がりはえる。 」という意味があるらしい。

つまり、 灌頂ヶ滝 は「頂上から水を降り注がせる滝」みたいな意味があるのかもしれないな。

俺の憶測はさておき、この 灌頂ヶ滝 は勝浦郡上勝町という徳島県内でも結構内側というか、結構入り込んだところにあってなかなか遠かった笑 

今回はそんな滝への冒険のお話である。

家を午前6時半すぎに出発。途中ガソリンを入れたり、道を間違えたりしながらガンガンドライブすること、約2時間。2時間かけて何とかかんとか到着。

灌頂ヶ滝

どうやらこの階段を登っていかなきゃいけないようだ。。。階段イップス重症な俺からすると、いきなりの難関ポイントだな笑

さて、登る前に手前にある 灌頂ヶ滝 のいわれみたいのを読んでおく。事前に読んでおくと、実際に滝を目の当たりにしたときに色んなことに思いをはせられるので良いよね。

灌頂ヶ滝 とは、仏教用語で「霊水を頭から頂く」という意味であり、水行(修行)のことらしい。ふむふむ。。。直下70メートル!!!

お天気の日なら午前8時~10時くらいまで虹が見えるのか。。。でも、この日はあいにくの曇り空。(絶対的晴れ男の名折れだ。。。何ということだ。。。俺の阿呆)

とはいえ、直前まで雨が降っていたから水量に関しては間違いないはずだ。滝は水が流れてナンボだからね。躍動感。生命力を連想させるような水量があれば、晴れでも曇りでも雨でも雪でも素晴らしいのだ!

と自分を慰め、いざ階段へ。。。

あはは、あはは。上の方が遠近法の都合かなんかでスゲェ小さい。。。ただ救いだったのは、懸念していた蜘蛛の巣がまったくなかったことだ。おかげで、秘儀「すんまへん、前通ります」こと手刀を振り回す必要も、拾った枝をぶん回す必要もなかった。

おかげでカメラを構えるのが楽だった。

登り始めてすぐ、チラッと横目に何かが見えた。

子どもが置いてったであろう、小さなサッカーボール。。。

祀られている。。。挨拶をしてから、「よっしゃ登るぞ!!」。気合十分のスタートとなった。

ところが、まあ階段が長いのなんのって笑

「登りで体が後ろに引っ張られるような気がして怖い」タイプの階段イップスだから、体を少し前に倒して、下を向くようにして進んでいくんだけどさ、いつまで経っても階段が続くんだ。。。

一瞬、「なるほど。コン太かポン太かが俺を化かしとるな」と思い、顔を上げた。途端に階段が終わった。どうやら俺が下を向いて進んでいる間、階段が無限に続くような妖術をかけていたらしい笑

もっとも階段を登り終えたというわけではない。ひと区切りがつき、滝の真正面に立てるポイントに迎えるところまできただけというのが本当のところである。(実は階段を登り始めてすぐに滝はずっとぼんやりと見えていて、だけど、それをあえて見ないように進んでいたのだ)

階段から見て右手側に進むと、

わかる?

見上げた岩場のてっぺんから、さらさらと流れる水しぶきが。

ちょっとわかりづらいと思うので、動画を載せておこう。

とりあえず長くなったので、次回へ続く!!

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