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【吉野川市】徳嶋ダイスケ、20年ぶりくらいに向麻山へゆく!【56歳上の雲海先輩編】

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前回は向麻山(読み方はコチラの記事でご確認下さい)をひたすら冒険探索。

山頂に到着したのち、防空壕を探しながら下山していく俺。なんやかんやあって、向麻山の入り口付近にある小さな公園にいた。

かなり下りてきて、何なら駐車場を通り越すくらい下りてきたところにある児童公園。

そう、この児童公園にあるブランコに乗りながら、番長くん(仮)の恋愛相談を受けたんだ。懐かしい。

ひとりでまた懐かしがりながら写真撮っていた、そのときだ。

突然背後から声をかけられた。

「写真展示会に応募するんえ?」

振り返ると、見知らぬおじいさんがニコニコしながらコチラを見ていた。

「おはようございます。実は……」と、自分がこの辺り出身であることや、ブログで徳島県について発信していることなどを話した。

すると、そのおじいさんが、
「ほうなんか。ワシも携帯で色々撮っとるよ」とゴールドのガラケーを取り出して見せてくれた。「これはな……でな、ほんでこれが」と次々にいろんな写真を見せてくれた。

「そうそう、これ、知っとる?」

そう言っておじいさんが見せてくれたのは、この写真だった。

「え? 雲海っすか?」
「うん、雲海や」
「どこの山なんです?」
「あはは! ここじゃ、ここ(向麻山)の上で撮ったんよ」
「えー! ウソー、マジっすか! すげー!」
「ホンマよ。ワシも15年この辺り散歩しとるけど、見れたんは1回だけじゃな」
「うわあ、ここで雲海見れるんや知らんかったっすわ」
「そうじゃろ。誰も信じてくれんけん、いつも写真見せるんよ」

そこから端を発して話が盛り上がった。
長距離運転手をされていた話。
オート三輪乗り回していた話。
まだニッサンの車などがなかった話。
絶対土地勘があって迷わない話。
地元小学校(俺の母校)が、個人の寄付で建てられた話。
海ほたるまで奥さんとドライブした話。
万歩計機能重視で800万画素を捨てた話。
風穴の話。


めちゃくちゃ面白くて、「人に歴史あり」を実感するようなお話を聞かせていただけた。

「ちなみにお父さん、おいくつなんすか?」
「ワシ? 何歳に見えるで?」
「えー? ちょっと待って……マジ当てる……70ちょい!」
「あはは! もう90近いでわだ」
「ウソー、ホンマですか? 俺を担いでないっすか?」
「ほんな、嘘つくかいだ」

まさかの56歳上の大先輩だった笑
付けば40分くらい楽しく話すことができた。そのおじいさんは、「人生は勉強せなあかんな」と笑っていった。

「年寄りは長話してしまうけん若もんに煙たがられるわ」
「いやいや、めっちゃおもろかったっすよ。めちゃくちゃ勉強になりました。またご縁がありましたら、また聞かせてください」
「お互い頑張ろうや、ほなな」

そう言って人生の大先輩は帰っていった。

雲海先輩の後ろ姿

久々に冒険してさ、気さくな大先輩に話して貰えてさ、気分スカッとしたなあ。

もちろん不要不急の外出は控えないといけないだろうし、出掛けるとしてもマスクしたり手指消毒徹底したり人混みは避けたりしないといけないだろうけどね。でも、極力人の少ない場所や時間を考えながら、上手くやりたいな。

番長くん(仮)と漕いだブランコ

というわけで、これまで3回に渡って書いてきた向麻山冒険シリーズも今回でおしまい。かなり思い出補正かかりまくりで、申し訳ないな笑

まあ、もともとしっかりレポート出来るタイプではないので仕方ないってことで。

しかし、アレだな。向麻山でも雲海が見られるって言うめちゃくちゃレアっぽい情報いただけたのは嬉しいな。

地域の話はその地域の人に聞くのが一番。早くいろんな地域の人と密になって話せるのが当たり前な日々が戻ってきますように。

以上、久々の冒険譚でした(*`・ω・)ゞ
では、また次回更新まで御機嫌よう! 

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