栄枯盛衰
多分俺みたいな人多いと思うんだよな。全然食べたことないのに、ずっと存在だけは知ってて、いざ無くなってしまうことに驚いて、よく考えた「知ってるけど、全然食ったことねえ」って人。
商売の世界は厳しくてシビアだから、きっと今後も肉うどんのように消えていくものも出てくるんだろう。これは徳島製粉に限った話じゃなくてね。どの企業にしろ、ビジネスやってる限りは避けられない別れというものが必ずあるってことで。
たとえば、お菓子の「カール」。誰もが知る大ヒット商品である。このカールが2017年くらいを境に西日本限定販売になるということで、ちょっとした騒動になったのは記憶に新しいだろう。
だから、どんなに売れてても、何かの拍子に手軽気軽に手の届かないところにいってしまう商品が今後も出てくるんだろうなと。だからこそ、期間限定品ばかりに囚われず、こういう定番商品として、長らく存在し続けている商品にも目を向けていかないと、
また、あまり触れてないままお別れするはめになってしまうなと思った次第。
何だかしんみりするけど、これって人と人の関係にも当てはまるよね。「いつでも会えるから」と思っていても、何をもって「いつでも会える」と言い切れるのかなんてわかったもんじゃない。
だからこそ、会えるときに会っておく。食べられるときに食べておく。行けるときに行っておくという、当たり前だけど、日ごろ忘れがちな大切なことを、この金ちゃん肉うどんは改めて思い出させてくれたような気がする。
ありがとう、金ちゃん肉うどん。君のことは忘れないよ。美味しかった。
ごちそうさまでした。
それでは今回はここまで。したらなー。