「徳島少年鑑別所による性格検査コーナー」
俺は矢吹丈でも力石徹でもマンモス西でもないので、当然鑑別所に入り、豚軍団を暴れさせて脱出した経験がない。そのため、こういう鑑別所で行なわれるような検査を受けたことがない。なので、とても興味があったのだ。

ちょうど他のお客さんがまだ買い物に夢中で、誰もいなかったそのコーナー。担当のスタッフ(たぶん刑務官の方)が退屈そうに立っていたので声をかけてみる。
「これってもう出来ますか?」
すると、やってきて「できますよ」と言い、近づいてきてくれてルールの説明をしてくれた。
検査は全60個の質問に「はい」「いいえ」「どちらでもない」を選択して、マークシートを塗りつぶしていくタイプのものだった。ちなみにマークシートはこんな感じ。

60個の質問が書かれた用紙は「写真撮らない方が良い」とのことだったので「合点承知の助」しておいた。ルールはきちんと守る男。それが徳嶋ダイスケという男なのである。
で、その方いわく「あまり考えずに反射的に答えていく方が本当の性格が出やすいです」。と言いつつも「あくまで参考ですのであまり結果をお気になさらず」的なこともいっていたな笑
で、5分くらいで全部マークシートを埋めた俺は、ブースの奥にいる別のスタッフの方(たぶん刑務官の方)に塗りつぶした用紙を手渡した。すると、すぐに結果が書かれた青い紙を受け取った。

結果は恥ずかしいので詳しくは書かないけども、非常に繊細で意志が弱く、見栄っ張りであることが端的に書かれていた笑 このテスト結果を鑑みて、今後の生活を戒めようと思った。
そして、性格テストで恥ずかしかった俺は一旦道の駅いたの内へ入ってみることにした。
すると、中でも徳島矯正展の催しがやっていて、危うく気づかないまま帰っちゃうところだったと一安心。中では「ちびっこ刑務官記念撮影」や「文芸作品他パネル展示コーナー」がやっていた。
ただ「ちびっこ~」に関しては、おそらく小学生か中学生くらいまでの子どもたちが対象だろうからスルーしようとした。だが、スタッフの方(おそらく刑務官の方)から声がかかった。
「ちびっこ刑務官記念撮影」

「もしよろしければ、記念撮影していきませんか?」
「え? いいんですか?(俺、今年34歳のおじさんですけど。ちびっこおじさんですけど)」
「ええ、ちょっと帽子や制服はきついかもしれませんが、ぜひ撮りませんか?」
内心撮ってみたかった俺からすれば、「スタッフの方が言ってくれるなら」と「わーいわーいぜひぜひ」となるわけだ。で、子どもサイズ(140センチ相当)のジャケットを羽織り、子どもサイズの刑務官帽子をかぶり、(`・ω・´)ゞ
いい顔してるだろ、肩幅ピチピチ帽子ギュウギュウなんだぜ?
そして、意外とたくさん知らない人たちに見られながら撮られてるんだぜ笑
ちなみに背景は徳島刑務所なんだけど、今入田にある徳島刑務所ではなく、その前には別の場所にあったらしいの。(それを聞いたんだけど、ピチピチ制服を破らないように気遣いながら聞いていたため忘れてしまった)
記念撮影が無事終わったら、すぐそばで「文芸作品他パネル展示コーナー」もやっていたんでフラフラと入っていってみる。