徳島県にはいくつか地酒のブランドがある。
このサイトでお馴染みなのは、鳴門の松浦酒造などがあげられるだろう。しかし、今回ご紹介するのは徳島県西部の地酒の雄・三芳菊(みよしきく)酒造の日本酒である。
道の駅大歩危の物産コーナーでジャケットが気に入って購入したコイツらをご紹介。
大歩危こなきの盗み酒
イラストをご覧いただければ一目瞭然。
かの日本妖怪の大家・水木しげる先生による、こなきじじいが描かれている日本酒だ。
徳島県三好市は「こなきじじい発祥の地」と言われており、石像が配置されていたりする。そこにあやかって作られた、THEお土産用の日本酒っぽいヤツ。それがこの酒である。
だが、こいつを単なる見掛け倒しだと思ったら大間違い。口当たりは優しく、ほのかにねっとりと甘い酒で、いかにも「こなきじじいが夜な夜な盗んできた酒みたいだな(失礼)」と思わせるような面白い味わいなのだ。
俺個人としては、フルーティかつ微かに酸味があり、キリッとした風味豊かなものが好みなのだが、これはこれでイケる美味しさなのである。
アルコール度数は15度とまずまずだけど、ガツンとおそいかかってくるようなキツさは感じられない。比較的飲みやすい酒と言えるだろう。