が、そのおかげで反対側の足場に進むことが出来た。気づけば汗だくになっていた。もう11月がやってこようとしているというのに、夏場のように汗だくだ。そんな天然のアスレチックルートを通りつつ、軽く岩を上り下りしつつ、進んでいく。
流れる水のせせらぎに癒されながら、子どもの頃の記憶にたそがれながら。
何気なく川を眺めてみると、10センチ前後の魚が泳いでいるのが見えた。年甲斐もなく胸が高鳴ったよ。昔、用水路でフナやドジョウ、ヨシノボリを網で捕まえて遊んでいたのを思い出したからかもしれないな。
懐かしさを噛みしめながら進んでいくと、いよいよ奥地にたどり着いた。たまに山奥の水辺で見かける、水の流れる穴あき壁。正式名称はわからないけど、それに行き当たった。
うーん、この下で滝行ごっこをしているお兄ちゃんたちを見ていたような記憶が……。気のせいなのかな。まあどっちでもいいか笑
それはさておき、ここが奥。これ以上進むとすれば、鉤付きロープでもなければいけないだろう。というわけで今回はここをゴール地点だとしておこう。
さて、うろうろ写真や動画を撮りながら探索してみよう。