10月1日は四国大学交流プラザで、ポケモンカードイベントが開催された。限定200名のイベントで、ダメ元で応募していたところ、運良く抽選に当たったので行ってきたよ。
今回は、そのイベントについて書いてみようと思う。
まず1階で受付を済ませると、なにやらキラキラライトアップされた展示があった。みると、何だか凄そうなカードが2枚と、ピカチュウが可愛い大きなトロフィーが飾られているではないか。
すかさず写真をとった。
どうやら日本最強になった際の記念カードらしい。こんな凄そうなものが徳島県にあるなんて。あとで聞いた話によれば、この展示されたカードとトロフィーは、二軒屋の桃屋に飾られていたらしい。(二軒屋の桃屋は、サーニーゴ選手の通っていたショップだ)
それから、トロフィーはおそらく世界2位になった際のものではないかと推測する。
イベントの初っ端は、サーニーゴ選手のフリートークからスタート。その際にたくさん質問を受け付けてくれたので、俺も質問してみることにした。
こういう機会でもなければ、世界を相手に戦う猛者に話を聞くチャンスはない。一番聞いてみたいことは、これしかない。
「世界一になるために必要なことは?」
そんな俺の質問に対して、サーニーゴ選手はゆっくり穏やかな眼差しを向けて答えてくれた。
(要約)「気持ちだと思います。世界大会で2位になったとき、勝負どころが2回あったのですが、そこで勇気が出ませんでした。そこが勝敗を分けたのかなと思います。最後は気持ちかなと」
なるほど。世界一まであと1勝というところまでいった猛者の言葉には、重みがあった。
おそらく決勝に残るような人たちの勝敗を分けるのは、単なる実力というより一瞬一瞬の好機を見逃さず、かけるべき勝負に勇気を持って挑めるか否かなのだろう。
なおも質問は続く。
食事についての質問に対して。
(要約)「大会前などは食事にも気を配ります。脂ものなどを多く食べたり、カフェインをとると睡眠に影響が出るので気を付けてます。」
(要約)「大会が終わると、体に悪いものも気にせず食べます」
(要約)「好きなタイプは水ポケモン」
(要約)「好きなポケカタイプは闘タイプ」
(要約)「大会前日はポケカの練習はしません。あまり考えすぎると、目が冴えて眠れなくなりますから」
「(所有するなかで)一番高いポケカは?」という質問については、「世界大会で上位3名のみが手に入れられる」という凄まじいレアなカードを挙げていた。選ばれた者だけが手にすることが許されたカードだ。会場がどよめいた。
子どもたちや我々大きなお友達の質問ひとつひとつに、にこやかな笑みを絶やさず答えていくサーニーゴ選手。
どんな質問にも快く答えてくれるので、参加者たちは安心して質問が出来ている印象を受けた。
フリートークが終わると、ポケカとはや、サーニーゴ選手がポケモンカードに目覚めて、様々な挫折などを乗り越え、世界2位になるまでのお話などが聴けた。また質問コーナーもあり、フリートークでもめちゃくちゃ質問受け付けてくれたのに、さらに受け付けてくれるという大盤振る舞いぶりを発揮してくれるサーニーゴ選手。
第一部が終わると、半時間ほどの休憩に入った。休憩中、記念撮影があり、ちょいとした抽選、発表が始まった。ひとつは第二部に行われる「VSサーニーゴ選手」の挑戦者2名を決める抽選。もうひとつは、20名限定のサーニーゴ選手のサインプレゼントの抽選だった。
VSサーニーゴ選手のほうは、俺には無関係だったので省略。サインプレゼントの抽選はというと、俺のひとつ前の家族が当たったっぽい。まあ子どもに当たったならよかりしも、よかりしも。
200名様限定イベントに抽選を乗り越え、さらに20名様限定のプレゼントをゲット出来た人たち、おめでとうございます!
正直運の良さなら自信があったんだけど、今回は俺の敗北だ。
しょんぼりしながら、一度飲み物を買いに1階まで階段を下った。いろはす(桃味)を買い、ふたたび階段をかけ上がった。
そして、第一部と同じ前のほうの席に座り、スマホで記事を書きつつ第二部の始まりを待ちわびた。
果たして、世界一を狙う日本屈指のポケカプレイヤー・サーニーゴ選手は、どのような戦いを見せてくれるのだろうか。
15時30分
第二部が始まった。
第二部は、抽選で選ばれたふたりが、サーニーゴ選手にポケカ勝負を挑むイベントだ。
ちなみに、時間の都合もあり、ひとり25分の制限時間が設けられた。
1人目は緑色の服の少年だった。
たしか水ポケモンを軸に組み上げたデッキを使っていたように思う。ゲッコウガがいたような、いなかったような。
対するサーニーゴ選手は、スターターデッキで迎えうつ。弘法筆を選ばずということか。
2人目はいかにも猛者なオーラ漂う大きなお友達。どんなデッキだったかは定かではない。
対するサーニーゴ選手は、なんかピッピがいるデッキだったような気がする。超エネルギーをバンバンくっつけていたような。
結論からいえば、2戦ともサーニーゴ選手の勝利だった。しかし、挑戦者ふたりとも立派な戦いぶりで見事だった。
世界で戦うポケカ四天王を相手に、一歩も退かずに戦いきったのは、もうあっぱれ。ハリさんも文句なしのあっぱれ。
俺はポケカを25年前に集めていただけで、ルールもロクに知らないが、ポケカ四天王の戦いぶりを砂かぶり席で、サーニーゴ選手の背後に映り込みながら観れて大満足だ。
また、会場は椅子ゾーンの他に、靴脱いで上がるブルーシートゾーンがあり、そこでは参加者たちが、それぞれ持ち寄った自作デッキ同士の激闘が繰り広げられていた。
その光景は非常にほのぼの。
小さい子から大学生、大人までが入り乱れたポケカ大戦。老若男女問わず、楽しくひとつのゲームを遊んでいるのを眺めていると、本当に参加出来て良かったなと思えた。
俺はポケカやってないけど、あらためてポケモンというコンテンツが、日常に浸透しきっているのかを痛感した。
「今日はいろいろとステキなものを見たり、聞いたり出来たなあ」と思いながら、家路につくポケモンカード旧裏世代な俺であった。めちゃくちゃ楽しかった~(*´▽`*)
というわけで今回はここまで。それではまた、したらなー。