愛車「鉄の棺桶2号」のタイヤ交換に行ってきた。
前回お願いしたお店が音信不通なので、ミドリタイヤという川内町にあるお店を始めて利用することに。そこで素敵な出会いがあったので、記事にしておこう。
非常に爽やかで物腰柔らかな店主さんがひとりでやってるお店だ。午前11時に予約してから行ったのだが、何故か先客がいた。様子を見るに、どうも緊急事態(パンクか何かかな?)のようだった。
緊急なら仕方ないので、事務所っぽい小さな建物に上がってソファに座って待っていることにした。
何ともオシャレで何だか格好いい室内。「どっこいしょ」とソファに座って辺りを見渡しながら、ぼんやりしていると、突然素敵な出会いが……。
気づかないうちに、俺の膝上に何か白くてフワフワでフカフカした子が座っているではないか。一体いつの間にやってきたんだ、君は。
戸惑っていると、後から別のお客さんがやってきて隣に座った。そして、この子をじーっと見つめて、「この子は目をそらさないね。人物だ。……あっ、いや犬物か」と言って爽やかに笑った。
草刈正雄風のダンディで優しげなおじさんだった。
「たしかに肝が据わってますね。俺も見習いたいものです」と言うと、おじさんはまた笑った。やがておじさんは「今日は混んでるから、また来よう」と言って帰っていった。
ふたりきりになり、改めて写真をいっぱい撮ったり、撫で回したりしているうちに「お待たせしました~」と店主さんがやってきた。ついにタイヤ交換の時間が来たというわけだ。
一旦わんこちゃんと離れ、ご主人とタイヤについて話し合う。今回は持ち込みによるタイヤ交換で、何と古いタイヤも引き取ってくれるという。さらにバルブの交換までしてくれるというのだ。ありがたや~。
タイヤの圧に関して、いろいろと提案してもらいながら、熟考。
そして、「それでは3,40分ほどかかりますが……」と言われたので、「じゃあ、ちょっとこの辺をうろついてきます」と言って、一度ミドリタイヤさんを後にした。
実は、ここから歩いて1分ほどのところに、目星をつけておいたラーメン屋さんがあったのだ。そこでお昼を食べる算段をつけていたのである。若干わんこちゃんに妙な後ろめたさを覚えつつ、「また後でな」「すぐ喰って帰ってくるからな」と手を振った。
15分後、お腹いっぱいで大満足状態で戻ってくると、わんこちゃんの姿はなかった。。。しょんぼりしつつ、ソファに座り、何となくテレビを観ていると……。
俺に気づいて、またやってきてくれた(*´∀`*)
やばい。めっちゃ嬉しい!
そこからはもう撫でくりまわして、一緒に遊んで、鼻や指をなめられて喜んだりしながら過ごしていると、ご主人がやってきてタイヤ交換諸々が完了したことを告げた。
俺がお会計を済ませていると、背後から視線……。
じーっと見てるんだよ。。。きっと今までのお客さんたちとも似たような別れを繰り返してきてるから、財布出してジャラジャラ音がし始めたら「もう遊べないんだな」と悟るように学習したんだろうな。
全部込み込み消費税も込で6600円という嬉しすぎる低価格で、店主さんとわんこちゃんによる最高のサービスを受けて大満足な俺であった。
でも、唯一の欠点は店を出るのがあまりにも寂しく、後ろ髪引かれることである。それ以外は本当に最高のお店でした(*´∀`*)