吉野川 徳島県民による徳島観光 自然・景色

滝の名前の読み問題です。「母衣暮露滝」はなんと読むでしょうか?

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吉野川市には、

母衣暮露滝

と言う滝が存在するんだけど、読めるかなあ。俺は正直読めなかった。

読み方を知った後でさえ、「それが何でそんな読み方なの!?」とピンと来ない感じも無きにしもあらず。

正解は「ぼろぼろのたき」と読む。

どうして「ぼろぼろのたき」なのか。

調べてみたら、どうやら「僧侶たちがここでしょっちゅう滝に打たれる修行をしてて、着ている服()がぼろぼろになるから」と言うのが由来だそう。

で、実際に行ってみると、

これがまあステキな滝なんだよ。

何の下調べもなく突然行ったから、イメージしてた滝と全然違って驚いた。

と言うのも、

この 母衣暮露滝、大量の水が一気に降り注ぎ、太い一本の水の線の形をなすのではなく、いくつかの層に分かれて段々と飛沫をあげるシャワーみたいな滝だったのだ。

なかなかの水量が岩に弾かれて飛び散るから、滝に近付けば近付くほど、うっすらと濡れ続ける。
  だけど、びしょ濡れになるほどじゃなくて、たまに暑い日に街中で活躍するミストっぽい感じ。さらに森林浴効果が加わり癒される。

かなりひんやりしてて気持ちが良い。

あと、滝の近くにはデカイ岩をくりぬいたとこに不動明王。岩がとにかくデカくてインパクトがあるね。

それから滝巡ってる人には「あるある!」だろう、あまり使われてなさそうな休憩所ね。

今月の台風でへし折れた木らしきものが、しっかり浸かってるのも印象的だった。

この母衣暮露滝はね、車停めてから結構歩くよ。   「一段一段がやけに急な階段」を超え、「落ちたら結構ヤバそうなのに柵がなく、細いロープのみゾーン」を超え、「一段一段にかかるのが平均2歩くらいの階段」を超えて進まないといけない。さらに「滝から続く水がそこそこ岩場を流れるゾーン」もクリアしなきゃいけないんだよな。

でも、それを超えてでも見る価値がある滝だと思ったな。

ただ帰ってきて、名前の由来を調べて思ったのは「この滝に打たれても、そこまで服がぼろぼろにならないんじゃないか?」「他の滝のがキツいんじゃないか?」ってことね。まあ、滝に打たれたことがないからよくわからないんだけどさ。

母衣暮露滝、よく冷えております。

比較的近所にある名所のひとつ。近場に来た際にはぜひ寄ってみて、「これは滝に打たれるお坊さんたちの服をぼろぼろにするから母衣暮露滝って言うんだぜ」って同行者にどや顔しよう!

あとアクセス的にオススメなのが、

国道192号線から美郷へ入ってくルートの途中に「つつじ公園」(15キロ)右折の標識があるんだけど、そこを右折して進んでくと比較的広く、運転しやすい道を走ることが出来る。

俺はそんなの知らないから、カーナビの導くがまま妄信的に進んだので、やたら荒れ果てたガタガタ道や舗装されてない道を走る羽目になった。気をつけよう。

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