スコールが後を追ってくる!
ロケ地を「これでもか!」ってくらいに巡って写真を撮りまくって、民宿で美味しい料理と美味しいお茶、そして温泉を満喫した俺たちは名残を惜しみながら富戸をあとにした。すると、だんだんと雲行きが怪しくなってきた。
あわてて富戸駅に飛び込み、電車に乗り込む。電車が動き出すと同時にスコールのような大雨が降り始めたのである。
電車移動→新幹線移動→高速バス移動→車移動と乗り換えに次ぐ乗り換えを繰り返さないと自宅へは帰ることが出来ない。たくさんの荷物を抱えた旅行では傘をさすのも億劫で、「傘をささないといけないかもしれない」と思うと気が滅入った。
結局、帰りの移動中も終始「晴れろ、晴れろ、晴れろ」と念じるはめになった。
だが、その甲斐あってか雨は俺らが通り過ぎるのを待っていたかのように、後から後から降るばかり。
俺らはとうとう一度も傘をさすことなく自宅まで返ってくることが出来たのである。
まとめ
こうして俺と弟はラッキーの連続で何とか雨を浴びることなく、最高の状態の「ぼくなつ」ロケ地をめぐることが出来たのである。
この旅で学んだことは「バカみたいに信じて念じてみれば案外叶うものである」ということだ。
ちなみにこのロケ地巡りは今から6年前の話になる。今度はひとりでどっか面白そうなところに行ってみようかなと考え中。