鳴門市にはね、
土曜日にしかやってない「チーズ屋」さんがあるんだ。ホントにチーズだけを売ってる専門店。
看板はまだなくて、目印は店の出入り口(ドア)に書かれてる店名くらいのものだ。
街のチーズ屋さん「チーズの灯」(ちーずのあかり)
住所はタウトク(ローカル雑誌)で知ってたからカーナビに入れて行ったんだけども、まあわからない。「このへんのハズなんだがなあ」と狭い道をグルグル。
3、4回同じ信号に引っ掛かったとき、ふと横目に人が映って、目をやるとあったんだよ。「チーズの灯」さん!
思わず「やった! 見つけた!」って言いながら、車を停めて店に直行した。
店はテナントの一角でね。慎ましやかな小さなお店。中に入ると、レジ台と並んだチーズが真正面からお出迎え。
穏やかで落ち着いた女性がいた。
あ! タウトクに載ってた人だ!
チーズを眺めていると、「チーズの説明しましょうか」と言ってくれたのでお願いする。
チーズの灯にあるのは、
モッツァレラチーズ、しらさぎ、フロマージュブラン、牛乳豆腐の4種類。
中でも驚いたのが、牛乳豆腐の食べ方だ。
醤油とわさびで食べても美味しいらしい。いったいどんなお味なのか。
結局、全部ひとつずつ買ってみた。
まずは食ってみないとね。
そもそも俺はチーズ好きだから。
チーズバーガーをテイクアウトしたら、肉無しでチーズとピクルスだけだったにもかかわらず、文句言わないくらいチーズ好きだから。
後日食べてみた!
モッツァレラチーズ
全4種のなかでは一番馴染み深いというか、オーソドックスな存在だな。
手触りはぶよんぶよん。少し柔めのゆで卵みたいな感じ。
比較的食べ慣れたチーズなんで、いろんな調理方法で食べてみた。
まずはトマトと一緒にカプレーゼ。
チーズそのものには格段味付けがあるわけではないけど、トマトの甘酸っぱさとオリーブオイルの風味が足されて良い感じ。
ベーコン巻きはわざわざ言うまでもないほど旨い。(が、中のチーズがとろとろの液状になるのでこぼさないように)
ジャガイモを細く切ったのと一緒に焼いたお好み焼きみたいなのも、塩のみの味付けで相当旨い。
それとちょっとおナスがあったのでそれを切って、「おナスとウインナーのミートソースモッツァレラチーズがけ」にして食べたのも旨い旨い。
あと写真撮り忘れたけど、食パンに乗っけてトーストにして刻んだ味付け海苔と一緒に食ったのも旨かった。
とにもかくにも安定の旨さだった。
しらさぎ
個人的には一番「どんな味がするんだろう」と期待していたチーズ。
放射状に切ってくれということで、切ってみた。
包丁を入れた感触は、少し固めだったな。で、食ってみた。
第一印象は、少し塩分を強めに感じるプロセスチーズだったんだけど、次第に独特の匂いが襲ってきた。
どう表現したら良いのかわからないんだけど、獣臭にも似た感じ。ジビエが平気な俺だけどこのチーズはちょっと苦手だった。。。
たぶん酵母のアレがクセの強さを生み出して、俺の味覚に合わなかったんだろう。おそらく真のチーズ好きならこの味を楽しむことが出来るだろうな。
俺には出来なかったよ。。。
フロマージュブラン
3時のオヤツに食ってみた。
形状としても、口当たりとしても、風味としてもヨーグルトっぽい感じ。
ほのかにチーズの匂いもありつつ、プレーンヨーグルトみたいで美味しい。
食べ方としては、ジャムやはちみつ、果物と一緒に食べてみると良いとのこと。いちごジャムをしっかり混ぜて食べてみる。旨い。
ここで重要なのは「しっかり混ぜ込むこと」だ。そうでなければ、フロマージュブランが強くて味が分離してしまうからね。
(写真は混ぜる前。うっかり「しっかり混ぜてから」の写真を忘れた。。。)
ただ個人的にはそのまま食べるのが好きかな。
牛乳豆腐
豆腐と名前がついてるけど、大豆食品というわけではない。
固すぎず柔らかすぎず。まずはそのまま食ってみる。
食感と第一印象は「豆腐だ!」なんだけど、そこから訪れる第二波は完全にチーズの風味。
味は控えめ、薄め。オススメとされていた「しょうゆ」「わさび醤油」「かつおぶし+しょうゆ」「いちごジャム」などを試す。
この中だと「しょうゆ」を少したらして食べるのが美味しかった。
「ものは試し」とトーストに乗っけてみることに。食パンに乗せて一緒に焼くパターンと、トースト状態にしてから乗せてみるパターンを試す。
うーん、旨いけど、「しょうゆ」かけて食べるか、そのまま食べるほうが好きだ。
別に火を通したからといって、バターみたいにとろけるわけではなかった。
うん、お気に入りのお店だな。
また買いにいこーっと(* ̄ー ̄)