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【山城町】妖怪 ひだるラーメンに挑戦!【レストラン大歩危峡まんなか】

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「でこまわし」と「鮎の塩焼き」を食べたことで、先週1週間食事制限によって抑えつけられていた俺のお腹が完全に覚醒した。

モット喰イ物ヲ寄越セ……の大合唱。

こうなったらガツンとラ食べて黙らせるしかない。

ということで俺は、迷うことなくレストラン大歩危峡まんなかへ向かった。

レストラン大歩危峡まんなかは、レストランの他にお土産の販売遊覧船なども手掛けており、日本国内のみならず海外からの観光客もたくさんやってくるお店である。

実際、俺が訪れた日も様々な国の人たちがいて賑わっていた。

このレストランは食券システムを採用しているので、掲示されたメニューの写真を眺めて選ぶことに。すると、実に興味深いものを発見した。

妖怪シリーズ第2弾 ひだるラーメンなるものを見つけたのだ。(調べてみたところ、妖怪シリーズ第1弾は 妖怪づくし「ひとつ目丼」 という20食限定のやつのようだ)

「地域に伝わる妖怪伝説」という説明書きを引用しておくか。

当地ではお腹が減って体力が無くなり、体が動けなくなることを「ひだるい」や「ふだるい」と言います。昔、山中を行く人に憑りついてひだるくさせる「ヒダルガミ」という妖怪がおりました。人通りの無い山中で身動きが取れなくなると命に係る危険性があるので村人たちはヒダルガミを大変恐れたそうです。水や握り飯を一口分でも余分にもっていると、ヒダルガミに憑りつかれないといわれていますが、これは備え無しには山に入るなという教訓なのかもしれません。皆さんもヒダルガミに憑りつかれないよう、当店オリジナルの「ひだるラーメン」でしっかりと腹ごしらえしてください。(原文ママ)

地域に伝わる妖怪伝説より

これが「ひだる」の由来ってわけだな。なるほど。

食券を買い求め、店員さんに手渡し、テキトーな席に座っていると、「せっかくなので窓際の席がおすすめですよ。景色も綺麗ですので」と教えてくれたので移動。

本当だ。ちょうど真下に流れる川と遊覧船が見えた。

しばらく窓ガラスにくっつくようにしながら川と船を眺めていると、お待ちかねの「ひだるラーメン」がやってきた。

妖怪シリーズ ひだるラーメン

味は「うま味噌」。麺は結構太めな感じだ。トッピングは、チャーシューに見えるのは「猪肉?」。刻んだネギと、山菜(ちょっと酸味?)。

そして、「辛いのでお好みでお使いください」と店員さんが置いていった小鉢には「青唐辛子味噌」。ふむ、あとで試してみよう。

さて、とりあえずは普通の状態でラーメンを食ってみる。

正直、レンゲが欲しかったところだが、いちいち持ってきてもらうのも悪いし、面倒くさい。なので、スープ後回しで一気に麺をすすってみた。

旨い旨い。ただ、もう少し濃厚なスープが麺と絡みまくるのをイメージしていたために驚いた。思いの外、あっさりしていたのだ。

感覚的に3分の1程度食べた段階で味変をしてみることにした。

「青唐辛子味噌」をちょこっと入れて食ってみたら、あまり変化が感じられなかったので、「ええい、ままよ」と全部投入した。

見た目はさほど変わらなかったが、汗が吹き出るほど辛くて旨くなった(*´∀`*)

うん、俺は全部入れて食べるほうが好きだね。辛味がしっかりあるほうが、何となく妖怪ラーメンっぽくて良いと思う。ただ、結構しっかり辛いのでそういうのが苦手な方は控えたほうがいいかもしれない。

日頃、ラーメンの味変をしたことがなかった俺としては、「なるほど。味変するのもなかなか面白いな」と思えた。こうして、俺は「お店での味変」を覚えた。

汗だくになりながら、「ごちそうさま」をした俺はレストランを後にし、お土産の販売フロアを歩き回った。

おまけ 探索

これね、このお店にやってきた海外からの観光客たちと撮った写真を展示してあるんだ。(実際、この日も数十人以上の外国人観光客がやってきていて、外国語で接客する店の方々を見かけた)

こういうボードみたいのもあった。やってきた外国人観光客が全員シールを貼っていったわけではないだろうけど、ざっくりと「どこの国の観光客が多かったのか」の目安にはなりそう。

やっぱり中国からのお客さんが多いな。台湾、香港という並びか。今、何かと話題な香港。国旗を見たのは初めてかもしれない。

色んな国の人が集まるから、不思議な活気があって楽しいね。外国人観光客を眺めると、大阪で住んでた頃にめちゃくちゃ外国人に道を聞かれたことを思い出す。(俺は外国語が話せない上に、致命的な方向音痴と言うことで一緒に迷う人続出の地獄絵図だった。。。すまぬ、世界中の人々よ)

それから、駐車場の端っこにあるコレが妙に気になった。

DyDoのベンチがあって……、

祖谷の川が眺められるんだけど、ここに登ってみなくても見られる景色。。。

とりたてて何かがあるわけじゃないけど、日が暮れて夕涼みするときには登って、ベンチに腰掛けて川のせせらぎを聞きながらのんびり過ごせるかもね。

ちなみにこのレストラン大歩危峡まんなかは、店の人によると大体午前11時前くらいから飲食出来るようになっているらしい。具体的に決まっているわけじゃないようだ……。

観光雑誌などには「9時からオープン」と書いてあるけど、それは飲食以外の話ってことだ。お土産の販売やら遊覧船やらが9時からってことだろうね。お間違いのないように(*´∀`*)

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