登山して、海釣りして、2日連続で2時起きで1日中遊んでヘトヘトになっていたが、お盆休み3日目も冒険に出掛けた。(この日は弟マーはおらず単独行動だ)
朝5時半、出発。
目的地は徳島県一の高度を誇る「轟の滝」だ。距離にして片道130キロ。時間にして3時間ちょいという、これまでで最高クラスの難易度のスポットだろう。
だが、前日に午後9時前に眠ったから睡眠ばっちり。体調も万全だったため、3時間ぶっ通しで歌いながら運転した。
そして、到着(かなり狭い道もあったが、概ね走りやすい広い道だった)
草っ原みたいな駐車場に車を停め、赤い橋を渡り、神社を横切り、滝へ向かう。気になるとこはあるけど、メインは滝だ。
本滝に向かう。
驚くほど、すんなりあっさり到着した。
地上58メートルから流れ落ち続けることで、凄まじい勢いで叩きつけられる大量の水。滝底を跳ねて発生した水飛沫によって、辺り一面強烈な天然ミスト状態で視界がぼやけるくらいだ。
かなり濡れそうだが、真正面まで近づいてみる。足場にも大量の水が流れており、滝に近付くにつれて、半分以上水に使った石の上をあるかねばならない。
中には苔の生えた石も混じっている。力強く体重を乗せすぎると滑って転ぶ危険性があるから慎重に。
距離にすれば、ほんの数メートル程度。ゆっくり落ち着いて進んでも、すぐに滝の真面目に立てる。だが、強烈な天然ミストが一身に襲いかかってくるから、瞬く間にずぶ濡れだ。
俺はこんなこともあろうかと、濡れても大丈夫な格好(非防水だけど)で来ていたため、余裕綽々で滝を眺めまくった。
轟本滝
写真を撮り、動画もしっかり撮った。「これでもか!」ってくらいずぶ濡れになって、来た道を戻ると、熟年夫婦らしき方々と遭遇。
俺の姿を見るなり、「ダメだな、こりゃ」と苦笑いして引き返していった。
気にせず、「歩いてりゃ乾くさ」と次の目的地に歩みを進める。次の目的地とは、同じ山中にある、九十九滝(複数の滝を歩いて見に行くコース)である。
轟九十九滝
ちなみに「九十九」といっても、99ヶ所の滝があるわけではない。Wikipediaによれば、「九十九」は「多い」という意味でつけられたネーミングのようだ。
実際にここにある滝は、名前がしっかりついているのだけで7つか8つほどあるようだ。気持ちの上では全部見てやろうという感じで意気込んでスタート。
長い階段を越え、巨大な岩をかわし、木々をくぐり、クモの巣を払い、ひたすら突き進んでいく。
この感じは、だいぶ前に挑戦した雨乞いの滝や、八多の五滝とパターンが似ているね。1回の挑戦でたくさんの滝を見られるのも同じだな。
しかし、登山と釣りで酷使した体には、なかなか堪えるものがありますな。。。
二重の滝
最初の滝なんだけど、近づくのに苦労したな。
苔まみれの岩を移動して近づいたんだけど、左右の足が同時に滑って危なかった。転倒したら怪我をしたかも。。。
さらに進むと、水が流れ落ちる階段と遭遇。
ぴしゃぴしゃ濡れながら進む。
横見の滝
船滝
ここは本当に複数の見事な滝が入り乱れていて、どれが「船滝」なのかわからなかった。とりあえず迷ったときは全部撮影してカメラにおさめておくに限る。
「どれだ、どれだ」と迷いながら撮りまくったが、結局、船滝というのは、
これのことだったらしい。Wikipediaで調べてみたら写真も載ってて、一致するこれを船滝というってことにしておこう。
しかし、この船滝はなんだか滑り台みたいで楽しそうだな。いつか上から流れながら滑り落ちてきてみたいものだ。
丸渕滝
角度が丸みを帯びているからこの名前がついたのかしら?
鳥返滝
なんか砂浜みたいのがあって、プライベートビーチのようで良いね。素っ裸で泳ぎたい気持ちになったが、グッと抑えて眺めるだけで我慢した。
非常に綺麗な滝の連続に、生粋の滝好きな俺も大変ごきげんさんだった。
そして、さらに上を目指して進んでいると見覚えのあるフンを発見。。。「あー、少なくとも草食動物のじゃないやつだな」ってやつで、黒っぽい感じだ。
一瞬、引き返そうかとも思ったが、「あとちょっとだけ進んでみよう」と前進。
ところが!
木が倒れるように道を塞いでいた。。。
別にくぐって進むことも不可能じゃないけどさ、何か「これ以上進むな」って警告されてるような気がした。だから、素直に来た道を折り返すことに。
自然のなかにおいては、一瞬でも「怖いな」「危ないな」と思ったら無理したら絶対ダメだ。何かあれば、大勢に迷惑がかかるから。それは俺の生存、死亡と状態を問わず迷惑がかかっちゃうから、それだけは避けなきゃいけない。
だから、俺は「これならいける!」と感じた時だけ突き進んでいくことにしている。
大事なことは「勇気」「好奇心」「慎み」「臆病」のバランスじゃないかしら。
さて、引き返す言い訳も充分決まったところで、轟神社など周辺のあれこれを簡単に紹介してお茶を濁しておこう。
厳かで、雰囲気のある空間で、夏でもひんやり涼しい素敵なスポット。徳島県民でも気軽に来られるような場所ではないが、一度は足を運んでみて損はないスポットといえる。
ただし、動きやすい格好は必須。お洒落度外視の命最優先の格好でなければ満喫することは出来ないと思ったほうが良い。
あと飲み物も持ってたほうがいい。なんせ片道1時間以上歩くコースもあるからね。足場の悪い道のりを長距離歩くと考えれば、しっかり装備は整えてから臨みたいところ。
遊歩道があるとはいえ、舐めると痛い目に遭うだろう。
あと、拾った棒をぶん回しながら歩けば、蜘蛛の巣もへっちゃらだ。万が一には杖にもなるかもしれない。
綺麗な滝を楽しむためにも、準備装備は万全に(*´∀`*)
あと俺の愛用の運動靴が破損。。。手入れして、7年履いてるからなあ笑
そろそろ寿命ってことだろうな。。。今までありがとなー。