地下2階を探索していた俺は、急に空腹を覚え、すぐそばにあった「カフェ・ド・ジヴェルニー」に飛び込んだ。
何しろこの美術館はとにかく広大で、とにかく歩く。展示された作品も多く、ひとつひとつじっくり集中してみると疲れてしまう。
燃料補給をしないと倒れてしまうおそれがあるのだ。
ここは午前10:30から16:00まで開いているレストランである。(ちなみにフードメニューが食べられるのは14:30までなのでご注意)
先に「これ食おう」と目処をつけ、レジへと向かう。ここは先払いシステムなのだ。
店員さんに「ヴィーナスカレーください」と注文。1000円札を渡すと、「出来上がりましたら、こちらが振動しますので取りに来てください」と言ってこういうのを渡される。
ほら、フードコートなんかでよく見かけるやつ。「俺が気づかないくらいの弱い振動だったらどうしよう」と不安になるので、待っている間、俺はずっと手の甲にコレを乗っけてパンフレットを読んでいた。
5分と経たないうちにブルル、ブルルとしっかり振動。
すぐに取りに向かった。(基本的にセルフ。スプーンやお箸、水などは各自で準備して揃えることになっている)
ヴィーナスカレー
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」をイメージした貝殻型のお皿に乗ったカレーだ。
ホタテフライ、ヤングコーン、れんこん、さつまいも、かぼちゃ、エビ。そして、赤いのは何だったんだろう。具だくさんのカレーだ。
カレーはおそらく中辛ってところか。甘すぎず、辛すぎず。ほんのり額に汗がにじむくらいの辛さだ。いい感じだ。
ぱっと見る限り、「量、足りるかな」と心配になったものの様々な具材にそれぞれ食べごたえがあり、しっかりお腹を満たしてくれた。(野菜は素揚げされているっぽい?)
サラダはシンプルなものだったが、酸味の効いたドレッシングが心地よかった。ただドラッシングは底にたまっているので、しっかりと混ぜるのを忘れずに。
箸袋にも大塚国際美術館らしさが出ている。
大塚国際美術館には、全部で3つのレストランがあるわけだが、美術館に入館しないと利用できない。であるからして、こういう機会でもないとおいそれと食べに来られないのだ。
だからこそ、「ココっぽいなあ」という定番っぽいものを注文しておきたくてカレーを頼んだわけだが、もし次来ることがあれば、おそらく違うものを頼むと思う笑
ごちそうさまでした。