徳島県の古地図や昔の資料などを眺めている中で、
「今、俺が当たり前に見ている景色も、いつかは無くなって変わっていくんだな」と思うようになった。
時の流れは無情であり、無常でもある。
地球で生活するからには、重力を無視することは不可能だ。生きている以上、衰えず、死んで消えずにいることは不可能だ。景色にしても、我々人にしても、同じであり続けることは不可能なのだ。
いつか必ず消え去っていってしまう。 抗えない現実が確実に存在する。
そう思えば思うほど、今、目の前にある様々なものが少しは愛おしく感じられる気がした。