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【徳島県の最高峰】徳嶋ブラザーズの紅葉狩りin剣山その1【山遊び】

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少しずつ再開していた当ブログ。

美味しいラーメン。美味しいからあげ。美味しいマカロン。美味しいプリン。美味しいうどん。それらを食べて、「うまい、うまい」一辺倒の感想を書き綴る日々。

感じざるを得ない物足りなさ。何が物足りないのかは、明白だった。それは「冒険不足」である。8月の山犬嶽への冒険を最後に、丸2か月間も体を張った冒険が出来ていなかった。

だが、このたび2か月ぶりに本気で無茶出来る機会を得たので、「剣山に紅葉でも見に行こう」ということになった。「紅葉狩りついでにバキバキに体を張って、多少ケガするくらい思い切り遊んでやろう。弟も連れて」と思いつつ、行ってきた。今回は、そんな、お話--。

剣山リフトのりば 到着

事前に徳島新聞にて得た、「穴吹ルートから剣山に向かうと全面通行止め」(10月19日現在)みたいな情報を知り、一瞬だけ戦慄する。だが、よくよく調べてみたら俺がいつも使うルートは、「貞光から剣山に向かうルート」なので問題無いことがわかり一安心。

とりあえず弟マーを助手席に乗せ、朝6時に出発。

テキトーに喋りながら、テキトーに寄り道しながら、えっちらおっちら剣山リフト乗り場(見ノ越)にたどり着いた。午前8時30分くらいのことである。

当然のことながら、今回もリフトを利用させていただく。何しろ冒険に対するブランクがあるからな笑

しかし、平日は休日と違って午前9時からしかリフトに乗れない。なので、あと30分ほど辺りをうろつき、試し撮りをしてペン太の調節をしながら時間をつぶすことにした。(※ペン太とは、俺のPENTAX K-5の愛称である

平日の駐車場具合

駐車場はまばら。平日の剣山は初めてだったので、「へえ、こんなに少ないもんなんやなあ」と思った。まあソーシャルディスタンスを考えても、人が少ないに越したことはない。

用途不明の機械

前も撮ったかもしれないが、用途不明の、でも使い込まれていそうな機械を撮ってみる。ここに限らず、山をうろうろしていると「コレは何だろう」「なんでコレがこんなところに?」というものが置いてあることが少なくない。

(ちなみにこれまでで一番驚いたのは、民家の庭に「昔のスーパーに置いてあったスライドさせて開けるタイプのアイスクリーム用冷蔵庫」である)

少しだけ色づいた葉っぱを見つけたので、試しに撮ってみる。オレンジ色に染まった葉。この標高(1420m)でこの感じってことは、頂上付近はどうなっているのだろう。ちょうど見ごろだったらいいんだけど……。

リフトのりばへと続く階段の裏っ側にぶら下げられた温度計を発見。この時点での温度は6~7℃。となると、頂上は3℃とか4℃とかくらいかな。少し覚悟しなくちゃいかんと思いつつも、俺は何を隠そう吹雪く剣山を冒険した男である。

ましてや今回は防寒対策をしっかり決め込んで、「寒いだろう」と覚悟を決めてやってきているのだ。きっと大丈夫だろう。

そうこうしているうちに、頭上でガラガラとシャッターが開く音がした。どうやらリフトのりばが開いたらしい。マーと目くばせし、頷きあうと我々は階段をのぼった。

まずやってきて目に飛び込んできたのは、「消毒用アルコール」の詰まったボトルだ。やはり新型コロナウイルスの影響で、ここでもこいつを見ることになるとは。。。一瞬現実に引き戻されかけるも、これは当然仕方のないこと。

ありがたく用意されたそれで手を消毒。

そして、チケットを購入し、リフトに座った。

この日はあいにくの。それもまあまあザーザー降りだった。

おかしい。俺は圧倒的晴れ男。雨に濡れることがあるなんて、信じられない。西から太陽が昇ったり、とくに理由もなく世界に平和が訪れたりするくらい、あり得ないことだった。

だけど、不思議と気分は高まっていた。「これは長らく顔を見せなかった俺に対する剣山による、手荒い祝福ってわけだな? 何かサプライズが隠されているというわけだろう。楽しみにしているぞ」と考えていたからである。

俺はリフトに揺られながら、ほくそ笑んだ。晴れ男とは、物事をポジティブに捉える者に与えられる特殊能力なのだ笑

剣山登山リフト 西島駅

15分ほどウイーンガタンガタンウイーンガタンガタンと昇ると、「剣山登山リフト 西島駅」に到着する。毎度おなじみの西島駅である。

とりあえずトイレを済ませ、マーと本日のルートを確認していると、思わず気になるものを発見。

ま、まさか。これがこんなところにあるなんて……。

思わずテンションが上がり、駆け出してしまう俺。

まさかの焚き火

いかにも「棟梁!」という雰囲気をまとったおじさんが、西島駅出てすぐの建物を改修だか取り壊しだかの作業をしていた。そのおじさんが暖をとるために焚いているらしき焚き火だった。

ちょうどおじさんが作業する手を止めて、立っていたので声をかけてみることにした。

「何かの改修ですか?」と問うと、「休憩場にしようと思ってな」と教えてくれた。たしかに剣山では、雨風雪をしのげる建物系休憩場は山頂のヒュッテくらいしかない。あとは緊急避難場所として逃げ込めそうな広めのトイレもあるが、それも山頂付近なので、実質リフトを昇ってきたら山頂まで建物は何もないのだ。

そう考えてみると、ここに休憩場が出来るのは非常にありがたい。さらに聞いてみれば、11月末ごろに完成するらしい。(もっともその頃にはリフトは冬眠に入るので、俺のような剣山ビギナーが休憩場を利用できるのは来年の春以降となる)

おじさんにお礼と「いってきます」を言って、さあ出発。

とりあえず大剣神社ルートを探索することに。今回の目的はあくまでも紅葉狩りである。紅葉の撮影である。出来る限りのんびりゆっくり楽しむことをテーマに俺とマーは歩き始めた。

つづく。

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