徳島企画 滝ソムリエ 雑記

【心得】これから滝ソムリエを目指す初心者たちへ

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 だいぶ滝のテイスティングにも慣れてきたな。

そろそろ十か所くらい飲んだかな。ちょっとレベルも上がってきたと思うんで、振り返りレポート記事がてら、後輩たちに向けて滝ソムリエの心得などを書き綴っておくか。

ここまででわかってきたのは、「基本的に滝の水の透明度は高い(濁っていることはほとんどない)」「変な匂いがすることもない」「味に違いがある(杉味・椿味・桧味・無味)」ということだ。

とくに味に関しては、俺なりに仮説も立てている。

「滝近辺に生えている木々、花々が滝の水の味に影響を与えているのではないか」というものだ。

でも、残念ながら俺は学者さんでも、博士でも何でもないエセ文系おじさんである。仮説というより、戯言に等しいわけだが、あながち見当はずれのことを言っているとも思っていない。

どこかの偉い学者さん、博士、もしくは優秀な探偵さん、どうか俺の仮説を立証してください。

そして、これも実体験に基づく話だが、滝に近づく際にはグリップのよく効くシューズを履いていくといい。

滑りやすい靴などはもってのほかだ。俺の様につるっと濡れた苔に足を取られて、岩に激突したり、滝つぼに浸かるはめになるからな。ゆめゆめ忘れぬことだ。

あと俺は最近状況に応じてヘルメットも装備するようにしている。というのも、ある冒険の前夜に「職場の先輩が俺にヘルメットを渡しながらにらむ」という夢を見たのがきっかけだ。で、ヘルメット装備した当日に滑って岩で頭を強打したものの、ヘルメットが守ってくれたというわけだ。先輩、ありがとう(´;ω;`)ゼッタイミテナイダロウケド

それから朝ごはんは大切だ。とくに山の中や滝周辺は街中と比べると気温が低い。気温が低いと体が冷える。体が冷えると体が熱を発して温めようとするからカロリーを消費する。カロリーを消費すると腹が減る。それだけではなく、眩暈やふらつき、視界がかすむなどの症状もあり、大変危険だ。

冒険中に行き倒れたくなければ、朝ごはんをしっかり食っておくこと。水分もしっかり摂っておくことだ。熱中症も怖いので、塩分を補給するタブレットなんかも持っておこう。

正直なところ、山や滝を冒険しているとあっという間に痩せる。嫌でも往復歩くことになるし、岩を登ったり、降りたり、脅威から走って逃げたりするから、ひどいときには3キロくらい痩せて帰ってくることもある。(※ダイエットの効果には個人差があります)

だから、カロリーメイトやソイジョイみたいなやつとかウイダーインゼリーっぽいのとかは常備しとくのがベターだ。

最後に本能的に感じる「なんかヤバい」「なんか怖い」「なんか嫌だ」には素直に従うこと。これが結構大事だと思う。こういうのを感じたら、即撤退。躊躇はしたらダメ。「せっかく来たんだから」という発想は捨てよう。

以上がこれから滝ソムリエを目指す皆さんに伝えたい諸々のことである。

もっとも俺自身は出来てないことが多く、セルフで危険を引き寄せていることが多々ある。吹雪く剣山で凍りかけたこともあるし、片足が裸足同然の状態で冒険を強行突破したこともあるし、何の安全対策もしないまま数メートルの岩場を登ったりしたこともある。これは危険で、絶対にやったらダメなことだ。

俺は単に運が良かっただけで、毎回無事に帰宅出来ているのが不思議なくらいだ。

だから、絶対俺の真似はしないこと。これが結局一番伝えたいことであり、俺自身が直さなければならない課題であるわけだ。そういうわけでお邪魔さんでした。ばいびー。

また滝飲み続けて気づいたら、何かしら書く。それではまたね。

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