だいぶ滝のテイスティングにも慣れてきたな。
そろそろ十か所くらい飲んだかな。ちょっとレベルも上がってきたと思うんで、振り返りレポート記事がてら、後輩たちに向けて滝ソムリエの心得などを書き綴っておくか。
ここまででわかってきたのは、「基本的に滝の水の透明度は高い(濁っていることはほとんどない)」「変な匂いがすることもない」「味に違いがある(杉味・椿味・桧味・無味)」ということだ。
とくに味に関しては、俺なりに仮説も立てている。
「滝近辺に生えている木々、花々が滝の水の味に影響を与えているのではないか」というものだ。
でも、残念ながら俺は学者さんでも、博士でも何でもないエセ文系おじさんである。仮説というより、戯言に等しいわけだが、あながち見当はずれのことを言っているとも思っていない。
どこかの偉い学者さん、博士、もしくは優秀な探偵さん、どうか俺の仮説を立証してください。