同僚との冒険紀行その2。
予想外に盛り上がった東祖谷歴史民俗資料館。思う存分に歴史を学んだ我々は一旦昼食をとるべく、地元の定食屋さんへ入った。俺は鹿カレーをいただき、エネルギー補給。
ボリューム満点で美味しく、しかもワンコインで食べられる。旨いんだなあ、コレが。
何気に同僚とは初対面だったので、昼食中にいろいろとお互いの話をして過ごした。
小一時間ランチタイムを過ごしたところで次なる目的地・鉾杉と武家屋敷喜多家を目指すことに。
鉾神社
雨が降りしきる中、我々は何とか鉾杉のある鉾神社に辿り着くことが出来た。
この鉾神社にある鉾杉と呼ばれる杉の木は、樹齢800年を超えるという。調べてみたところ、通常杉の木というのは、大抵長くても500年程度だそうだ。でも、ここの鉾杉は800年。凄い生命力だとしか言いようがないね。
さて、その鉾杉がコチラ。
巨大すぎて全貌を画角におさめられない笑
ただ桁外れのデカさ。俺は巨大物恐怖症だけど、こういう巨樹はちっとも怖くない。巨大な人工物や無機物が怖いようだ。大きくても命が宿ってるものには温かみが感じられるからかもしれないな。
ちなみに鉾杉には、
屋島の合戦に敗れた平国盛が鉾を納め、鉾神社を祀るのに際して植えたという伝説がある。
ちなみのちなみにこの周辺には、他にも立派な巨樹がたくさんあって、俺は全然鉾杉じゃない杉の木を見上げて、「凄いっすね、鉾杉」と言っていた。
だってさ、こんな感じで社?がある雰囲気抜群のをみたら、「これに違いない!」って思っちゃうじゃん。こんな立派なんだぜ?笑
他にもやたら神々しく、苔むす巨樹も天高く伸びている。
これが鉾杉↑。凄いよね。枝葉として伸びている部分が普通の木の幹みたいだもの。大地に力強く根付く生命力の塊だ。神秘的なもの、不思議なものなんていうのは、俺はバカだからわからないけど、自然の力強さだけは肌で感じられる。
あとはほとんど消えて読めなくなった掲示板。辛うじて「天満神社」まで500メートル(徒歩で約15分)で辿り着けるという情報を入手。それ以外は文字がかすれて解読できなかった。
想像以上に巨大だった鉾杉に圧倒された我々は、ふと我に返り、もうひとつの目的地である武家屋敷喜多家に向かって歩いた。
武家屋敷旧喜多家
この武家屋敷喜多家は、平家落人伝説に関する資料的建造物だね。
誰もいないようだが、スリッパが並べてあってウェルカムな感じ。
ここは大人310円、子ども(小学生~中学生)100円で入れる。団体(20名以上)だともっとお得に入ることが出来るらしい。ちなみにここは4月末から12月までの決まったシーズンしか開いていないので注意。
ベルを鳴らして、管理人さんを呼び、お金を払う。許可を得て写真を撮りまくる俺。
ここの管理人さんも凄い熱心に話をしてくれる方で、先ほどの東祖谷歴史民俗資料館と同じように3人で一緒に見て回ることになった。非常にラッキーである。
わからないことは、詳しい人に聞くのが一番理解が進む。ググるより聞く方が好きだ。
この天井の梁を維持するために、毎年屋敷内で火を焚いて煙をあてているらしい。こういう茅葺屋根の建物の維持は楽ではないのだ。
囲炉裏の豆知識も教わったよ。
囲炉裏の構造は、火棚部分には松の木、自在の部分には竹、魚の部分には梅の木が使われているとのこと。梅の木は燃えにくいらしい。
さらにどうして囲炉裏に魚を模したものがあるのかというと、「魚は水回りの生き物で、火事にならないようにというおまじない」からという説があるとのこと。(諸説あり)
鳥山明先生、何してるんですか?
鳥山明先生かと思ったら、公衆電話でした。
まだ平穏だった2019年までは毎年のように音楽のイベントなどが開催されていたそうだ。他にも結婚式を挙げる人もいたらしい。
実は奥にはお風呂場もあるのだ!(現在は使われていないようだ)
他にも他愛ない話をたくさんしてくださった。実に気さくで優しい管理人さんだったな。たっぷり話し込んでしまい、またまた1時間以上の滞在となった笑
行く先々で学ぶことが多いため、質問も増えるんだよな。そして、皆さん片っ端から親切なのでしっかり丁寧に答えが返ってくる。やっぱり現地で、詳しい方に話を聞く重要性を痛感。
時計を見る。終業時刻から逆算すると、次がラストになりそうだ。
我々は優しい管理人さんと別れ、ふたたび社用車に乗り込んだ。
続く!