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【東祖谷】落合峠を攻めたら絶景かな絶景かなで石像群に遭遇して対向車にヒィヒィ言った話【絶景】

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「ちょっくら休日に峠を攻めちゃってきたぜ」

なんて言うと、いかにも頭文字D的に聞こえるかもしれない。が、俺と鉄の棺桶3号は相変わらず安全運転。この日はお天気だったので、時速25~30キロ前後で峠をドライブしてきた。

今回ドライブしてきた峠は、

落合峠

東祖谷の奥にあるTHE峠だ。道は舗装こそされているものの、対向車がくると難儀するポイント多発ルートと言えるだろう。

道中、「あっ対向車! やべぇ! バックしかねえ」などとブツブツ独り言を言いながらも楽しく運転しつつ、「あっ新緑! やべぇ! 超きれー」と生い茂る若葉の緑に感動しつつ、えっちらおっちら峠を登っていく。

徳島県内屈指の椿泊も半泣きで走破した俺も、延々と続く対向回避困難多発な落合峠には苦戦を強いられた。

だが、無事峠付近にある駐車場に到着した後は、素晴らしい景色がご褒美として待っていた。

駐車場(撮り忘れた。。。)を抜けると、先人たちが歩いて出来た道が見えてくる。なので、そのルートに沿ってひたすら進んで歩いていくのだ。

階段などもあり、結構歩きやすい。

あとササが生い茂っている。シコクザサというらしい。

丸見えのトイレを右手にみながら、更に登ると……。

落合峠到着

峠には、わかりやすく「落合峠」の標識。

その標識には標高も書いてあり、1520メートルだとわかる。

剣山が1955メートルだから、なかなかの高さだとわかるね。

しかし、洒落た標識。フォントの感じも、景観にしっくりくるのでとても良い。

これが標高1520メートルの景観。絶景かな、絶景かな。ほどよく雲がかかっており、まるで絵画のような世界観。雲一つない晴天も良いが、こういう雲による演出効果も悪くない。

ちなみに落合峠は、到達後、分岐点があり、標識に則って進むようになる。つまり、進路選択を迫られるのだ。

矢筈山までは片道3キロか……。

寒峰までは片道4.7キロ。。。

普段の俺の歩行速度は約時速4.5キロ。つまり、どちらを選んでも片道小一時間はかかってしまうという計算になるわけか。時刻は午後2時。となると、行って、探索して、帰ってくると、どう早く見積もっても午後4時半とか5時くらいになるわけか。

で、そこから自宅まで車で約1時間半くらい……。なるほど。あの対向難関ルートは暗くなる前に突破しておきたいところ。ふむ……。

とりあえず比較的近場にある、いかにも見晴らしのよさそうな岩場を目指してみよう。寒峰も矢筈山も今回はスルー。ナイス選択! 俺。

近づいてみると、結構デカい!

とりあえず触ってみる。日向ぼっこのおかげでポカポカと温かい。気持ち的にはここでゴロンと寝転んでみたかったが、高さが半端なかったのでやめた。

非常に景色が良い。周囲にさえぎるものがないため、遠くまで見通せる。

満足したので、とりあえず来た道を戻っていく。

剣山でも何でもそうなんだけど、目標地に到達した途端に満足してしまって、わりとすぐに「ほな帰ろうか」となってしまう。目標地に辿り着くのが目的みたいで、自分でもあまり好きじゃないところだ。

軽い自己嫌悪を抱きつつ、駐車場まで戻り、愛車・鉄の棺桶3号に乗り込む俺。

あーあ。なんか疲れた笑

大きく息をつき、水筒の水を飲んだとき、あることを思い出した。

そのあることというのは、実は「落合峠の近くに御大師さんの石像みたいのが沢山並んでいる」というような情報を、職場の先輩から頂戴していたことである。

来た道を戻り、行きのルートでは素通りしていた落合峠避難小屋に降り立つ。

落合峠避難小屋

すると……。

あった!

思ってたよりもかなりたくさんの石像が並んでいて、なかなか迫力があるな。

周辺をうろうろしていると、説明書きみたいのを発見。

なるほど。

要約すると、地元・落合集落の人々によって、峠を通る人々の交通安全と幸せを願って作られた石像たちのようだ。その名も峠大師。そして、この辺りが西日本一と言われるススキの名所であるという情報も得られた。

なるほど。ここは秋にも来なアカンな笑

石像と苔と太陽光のコラボレーションってずるいよな笑

あとは少し霧がかかっていても良い感じだろうな。来るの大変だろうけど。この辺は標高も高いから、雲海なんかも見られそうだし。

最後は何かを焼いた後みたいなのを「なんじゃこれ?」と疑問を抱くも、とくに何かに気づいたり、答えに到達したりすることなく、今回の冒険は終了。

その後、来た道をひたすら戻る俺なのであった。

余談

実は峠大師を見つけるのに、少し迷子になってしまっていた。

というのも行きしなの俺は、「ほうココが落合峠避難小屋ね。帰りに寄ろう」と小屋自体は認識していたんだけど、峠大師には全く気付いていなかったのだ。

そういう理由もあり、「きっと更に進んだ先にあるに違いない」と勘違いを起こした。

そして、約30分ほどクネクネ狭い道を進んだ後、「いや、多分違うな」と気づいてUターンして、「石像群見つからんかったな。。。休み明けに先輩に詳しく聞くか」と思いながら、「気を取り直して、小屋に寄って帰るか!」と小屋まで戻って、峠大師を発見したというわけなのである。

やっぱり注意散漫やなあ。

多分スギ花粉の吸い過ぎやな笑 

峠大師に会いに来たい方は、落合峠避難小屋を目指そう。見通し注意!

それでは今回はここまで。したらなー。ばいびー。

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