俺が座った席からは、チラっと厨房の動きが眺められる。てきぱきしたそば道場の皆さんの活気を感じることが出来て、とても微笑ましい。
定食が完成するまでの間、しばし店内を眺めてみることにした。
考えてみたら、仕事でやってきても、のんびりすることなく嵐のようにやってきて、嵐のように過ぎ去っていくばかりなので、あまりじっくり何があるのか知らなかった。
座敷席
俺が座った席から見て、右手側の奥には座敷席が結構広々と伸びている。なるほど。座布団にすわって蕎麦をずるるるるっと食べるのも良いかもしれない。
旨いセルフの水
あとセルフのお水も完備。多分山奥から引いてきている水で、飲んでみたところ非常におしゅうございました。水を汲むときの注意点が書いてある。「お水を出す時は強く押さないで下さい」「少し押して下さい・お願いします」ということだ。
可愛いフクロウ
なぜかお客を見守るフクロウちゃん。つぶらな瞳が非常に可愛らしい。
そのフクロウちゃんの頭上には白黒のダブル招き猫ちゃんたちが、お客さんを招きまくっていた。愛猫たちを思い出し、少しホームシックが芽吹いたのはここだけの秘密だ。
並ぶ色紙たち
ちょっと見えづらいけど、「そば博士」の異名をとった高瀬礼文氏や「そばによる地域おこしのカリスマ」会津桐屋の唐橋宏氏など、そば界隈のレジェンドの色紙が並び、その中に、また別界隈のレジェンドのサイン色紙が……。