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【初めてのフェス】四星球20周年企画&アスティとくしま開館 30 周年記念プレイベント四星球「徳島ジッターバグ」10.29【徳島市】

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10月29日(土)アスティとくしま

前回記事で軽く宣伝しておいた、音楽ライブイベント「徳島ジッターバグ」観に行ってきたんで、そのお話をしていこうかなと思う。なお、ライブ中の撮影等は認められていないため、各々の想像力で補いながら読んでいただければ幸い。

さて、今回は俺にとって人生初生音楽ライブだからね。前日からちょっと緊張してたくらいよ。出演するわけでもないのに笑

午前8時過ぎに駐車場到着

誰よりも先にやってきたつもりだったけど、もうすでに数組の人たちがやってきていて、四星球が使っている段ボール小道具が玄関入り口付近フロアに、割と雑に展示されてるので写真撮影を楽しんでいた。

午前9時半……チケットをリストバンド(当日ずっと手首に装着して、出入りする際にスタッフという名の門番のチェックを突破するための印)に交換すべく、長蛇の列に並んでいた。

40分ほどで俺の番が来た。あらかじめ用意していた「チケットぴあ」の電子チケットを見せる。ところが……「すみません。チケットぴあの方は11時以降になりますので、大変申し訳ありませんが……」というよくわからないけど、リストバンド交換は失敗に終わった。

仕方ないので物販ブースのほうに移動し、腹を満たしておくことにした。(別記事に続く)

腹いっぱいになった俺は、当日限定ガチャがあるっていう話を思い出し、行ってみることにした。とりあえず5回やってみたんだけど、これがまあ面白い結果になった笑 (別記事に続く)

気づくと11時回ってたのでリストバンド交換できる時間になったので、改めて並んで交換してきた。で、俺はお土産付きチケットを買ってたので、お土産とそれプラスアスティとくしま30周年記念のプレゼントを受け取った。ガチャの戦利品共々と一緒に、いったん駐車場に戻って、愛車鉄の棺桶3号に保管した。(イベントは出来るだけ手ぶらに限る)(戦利品諸々も別記事に続く)

そして、ようやく会場にイン!!

フォトスポットもたくさん用意されていて、思わずクスっと笑わせてくれるつくりになっている。始まる前から楽しませてくれるのは、さすがである。

俺は2階席のCブロックだったので、2階へ。

その道中、四星球コラボお土産を見っけたので3つほど購入。(別記事に続く)→ふたたび駐車場へいってから、ふたたび自分の指定席へ。

ちなみにライブ中(演奏中)は撮影禁止(もちろん録音録画もダメ!)なんだけど、それ以外のタイミングなら撮影していいとスタッフさんに聞いたので、ライブ以外のタイミングで写真を撮りまくった。

2階のCブロックの一番左端っこからの席からはこんな感じ。

意外に良い席なんじゃない? 結構見やすそうだし期待できる。

そうこうしているうちに、MCのダイスケはん(マキシマム ザ ホルモン)が登場。

「久々に徳島に来てみたら、よく飯に行ってたそごうが無くなってた」話などで盛り上げてくれた。あとテンション上がったのは、「大野海苔」を絶賛してくれてたのも良かった笑

「さすがダイスケはん」と徳島のダイスケはんもご満悦である。そこに四星球の北島さんもやってきて、しばらく2人の掛け合いで場を盛り上げてくれた。

十分温まったところで、徳島ジッターバグスタート。
(わかる範囲でセットリストも書いてますが、間違えている可能性大です。ご了承ください)

Hump Back

正直いうと、失礼ながらバンド名は存じ上げなかった。おじさんだから許してほしいんだけど、TikTokでいろんな動画で使われてた「拝啓、少年よ」は聴いて、凄い良い歌詞だし曲も格好いいなと思ってた。残念ながらそれは聴けなかったが、ドーンと響く芯のある声量でイベント初っ端を彩るにふさわしい盛り上げかたをしてくれた。

ORANGE RANGE

中高生時代の音楽事情を振り返ると、避けては通れないアーティストのうちの1組だな。世代的にドンピシャだし。「ロコローション」とか「花」とか「以心伝心」とか「ビバ★ロック」とかね。いまだに聴いてるもんな。めちゃくちゃ大ファンとかではないけど、やっぱり上がるよな。現場で思い出して「あ!」ってなったんだけど、「上海ハニー」ね。会場めちゃくちゃ盛り上がってたもん。やっぱスゲェなってなった。

高橋優

人生で一番不貞腐れていた20代中盤から後半くらいのときにお世話になったアーティストだな笑 ストレートかつ繊細な歌詞で好きで今でもよく聴いている。好きな曲が多いから、何が聴けるかなと思ってたけど、大好きなのが聴けて幸いだ。

っていうか、それにしても豪華なラインナップ。存分に楽しんでいるな。CMで流れてた「明日はきっといい日になる」は特にジーンときたな。

セットリスト

1Piece
2虹
3勿忘草
4明日はきっといい日になる
5HIGH FIVE

Creepy Nuts

個人的に今、一番体感しておきたかったアーティストのうちの1組だった。というのも、今俺はラップというかHIPHOPというか、そういう文化に興味を持っているからだ。だから生で聴けるのは本当にうれしかった。というか徳島で聴けるとは思ってもみなかったから、改めて四星球には感謝しかないな。

いやあ、やっぱ凄かった。

俺は川柳をやってた人間だから、韻を踏むとか言葉でリズムを刻むとか、そういった音感の心地よいものが大好きだ。だからこそプロの言葉の音感を生で聴けて夢見心地だった。

「かつて天才だった俺たちへ」とか「バッドオレンジ」「のびしろ」とか片っ端から格好良かった。

あとアーティスト間の休憩中に、各バンド、アーティストの準備時間てのがあるんだけど、Creepy Nutsだけはバンドじゃなくて、ターンテーブルなど他のところの準備が違うわけ。だから、いじって設定できる人が限られているので、準備時間のときに松永さんが「ども」って言いながら出てきて自分でセッティングしてたのが面白かった笑

セットリスト

1助演男優賞
2合法的トビ方ノススメ
3よふかしのうた
4Bad Orangez
5堕天
6かつて天才だった俺たちへ
7のびしろ

氣志團

初めて聴いたのはORANGE RANGEと同じくらいの時期。中高生時代だったな。iPodに入れて聴いてたな。「One Night Carnival」とか「夢見る頃過ぎても」とか「マブダチ」とかね。生で聴いて、改めて綾小路翔さんの歌のうまさとか声量すげぇんだなとか思った。

イヤホンやヘッドホンで聴くのと全然違った。One Night Carnival自虐コントも面白かったな。途中から油淋鶏名乗り始めて、「カーニバル博士と僕」(One Night Carnivalアレンジ)は圧巻だったな。あと「ライブ来ているヤツらは皆俺らの2個下だ。俺らは永遠の16歳だから、お前らは永遠の14ちゃいだ。困ったら先輩を頼れ」と言ってたのも、良いなあと思ったな。

セットリスト

1 房総魂
2 NIGHT THE KNIGHTS
3 One Night Carnival
4 カーニバル博士と僕
5 スウィンギン・ニッポン

橋本絵莉子

ここにきて徳島県出身バンドの一角を担っていたチャットモンチーのギターボーカル登場。やっぱり地元出身のアーティストの登場も上がるね。しかし、シンガーソングライターって力強いな。「自分がやらなきゃ誰がやる!」の精神がバキバキ上がっていくから余計にそう感じるのかもしれない。しかし、終盤の「すだちくん呼んでくるわ」からのミニコントには、会場中が癒されたに違いない。まさかの手作り(?)のすだちくんの被り物をかぶって帰ってきて、チャットモンチーのヒット曲「シャングリラ」を披露するとは……。盛り上がったねえ。あと、合間合間の「ありがとう」というところが印象に残った。

四星球

本番直前の公開リハーサル状態

はい、とうとうやってまいりました。大メインクライマックスオオトリ・四星球。俺が10年以上前に失礼無礼をかましてしまった、日本一泣けるコミックバンドの登場である。

失礼無礼の重ね塗りで申し訳ないのだが、初めて聴きます、四星球。パフォーマンスも噂で聴いたことがあるだけだったので、登場から最後まで終始驚きっぱなしだった笑

モリスさーん! きたよー! 

騎馬戦やったり大縄跳びやったり、運動会から始まり、記憶喪失コントをやって、観客も一緒になって楽しめるような構成で、コミックバンドの奥深さを味わうことが出来た。

そして、このご時世にありながら、「正気かよ笑」というネタ満載。途中から北島さんが長さん(いかりや長介氏)に見えてきたから不思議である。

途中、記憶喪失になってしまった、まさやんの記憶を呼び覚ますために「まさゆき」を会場全体で連呼するのも面白ったな。弟・マーも「まさゆき」だから本人連れてきてたらよかったなと笑

ちなみに内容については、ネタバレしてもOKだと北島さんが言ってたので多少恐れずに書けるのが助かるぜ。なんでも2日目は内容違うのするって言ってて、だから問題はないのだとか。スゲェよね。こんなデカい規模のイベントでさ、メイン張ってて2回公演で2回違うことするんだもの。

やっぱりネタのストックが20年分あるから、そういうことが可能なんだろうな。

それにしても、俺の中で四星球は、ゴジカルに出てる北島さんと10年以上前に失礼をかました記憶しかなかったので、ようやく純粋に禊が済ませられたというか、音楽とパフォーマンスで浄化できたかなという気持ちになれたな。

まとめ

若者向け音楽フェスというものに初めて参加してみて、改めて「スゲェな」と思ったな。

何が「スゲェな」って思ったかって具体的にいうと、「音楽も誰かに向けて生み出されたものなんだな」という当たり前のことに気が付けたことだ。考えてみれば至極当然のことじゃない? 音楽にしろ、文学にしろ、絵画にしろ、芸術というか文化というか、そういったものってアマチュアじゃない限り聴く人、読む人、観る人に向けて作品を作るわけだ。

でも、そういった当たり前のことってわかりにくいことが多い。

とくに俺にとって音楽は、「自分(俺)が聴いて気に入ればそれでいい」という狭い価値観で楽しむものだったから、どういった曲が盛り上がるのかなんて考えたこともなかった。

ところがいざ生で不特定多数の人たちで聴いて、観るとなると聴き方や観方やとらえ方がまるでことなってくる。アーティストが目の前にいて、込めた感情を全力で表現するのに対して、それを観客が各々受け止めながら一緒になって盛り上げて場を作り上げていく。

自己満足という自分の視野の狭さ、見聞の狭さに気が付けたと思った。

何かを表現することに対して、誰のためかを考えることの重要性を思い知った一日だったなと。自分に最も足りないものがなんなのかを思い知らされた気がする。

これまでの俺は、所詮自己満足。つまりアマチュアレベル。これじゃダメだと思った。

そういった意味でも四星球には心から感謝申し上げたい気持ちである。本当に20周年おめでとうございます。そして、もっともっともっと売れて、有名になっていただき、四(よん)星(ほし)球(たま)って打たないでも、自動的に変換されるくらい、さらに頑張っていただければなとエールをひそかに送って、今回の記事の締めくくりとしておこうと思う。

とにもかくにも最高のイベントだった。そんなイベントを観に行けたことを誇らしげに思ったところで今回はここまで。それではまた、したらなー。

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