俺には、かつて不登校だった時代があった。
ついでに引きこもろうと思った時代でもあった。
ただ、俺の場合はたまたま周囲に恵まれていて、高校は中退したものの、辛うじてその後持ち直して、薄給サラリーマンをやってギリギリ社会人として働いている。
けれど、もし仮に「たまたま周囲に恵まれて」いなかったとしたならば、いったいどうなっていたのだろう。そんなことを考えることがある。
2022年のデータを調べてみると、24万人以上の不登校児がいるらしい。
しかも、これは小中校生に限った人数だから、高校生以上は含まれていない。だから、実際には更に多くの不登校に悩む家庭が存在することだろう。
でね、何で今回急に不登校について書いているのかってーと、Twitterで知りあった人が、「不登校を3週間で解決するサービス」をやっていて、その人とZoomでお話したからなんだな。
その人っていうのが、小川涼太郎さん。
しかも、小川さんがやってる会社の名が「株式会社スダチ」というので、もしやと思って聞いてみたところ、徳島県出身だということがわかった。さらに同じ徳島県のなかでも比較的ご近所さんということで、不思議なご縁を感じ、週刊トクシマで取り上げさせていただく運びとなったのである。(ちなみに株式会社スダチのスダチは巣立ちを意味する)
さて、本題に入ろう。
この株式会社スダチは完全オンラインで、なんと不登校になってる本人とは顔を合わせることなく、「不登校を3週間で解決」に導くサービスを提供しているという。 つまり不登校に悩む本人ではなく、本人を支える家族に対するアプローチをするサービスというわけ。
元不登校だった俺からしてみると、そこがスゴく画期的というか、目から鱗が落ちるというか、驚いたポイントなんよね。
多分昔から不登校に関するサービスはたくさん存在していて、カウンセリングするなどして直接的なアプローチをするところが多かったんじゃないかなと思う。
でも、不登校になる学生たちのほとんどが、家族でもなく友達でもない、まったくの赤の他人になんて会いたいわけないし、本音を語るなんてほぼないだろう。
俺なら笑顔で「大丈夫です」「ありがとうございます」とストレス溜めながら当たり障りない問答でごまかして、時間が過ぎるのを待つだけだったと思うし。
正直な話、不登校状態の本人は解決以前のところにいることが多いはずなんだよ。
「どうやったら問題が解決するのか?」なんてのは、まだ余裕がある人の思考回路であって、不登校中な本人は色々な意味でギリギリだろうから、生きてるだけで精一杯なパターンもある。
だからこそ、重要になってくるのが彼ら彼女らを支える家族へのサポート、サービスだと思う。
ホームページに詳しいから気になる人は見てみて欲しいんだけどさ、株式会社スダチのサービス内容みるとスゲーんだよ。
再登校までのおよその必要日数がわかる
これはね、「山で遭難時にあと何時間で助けが訪れるのか」がわかるようなもの。
支える側のメンタルを守ることに繋がるからね。
「いったいいつまで続くのだろう」という漠然とした不安は、家族をじわじわ蝕み、焦りを生む。
そうなればその焦りが当人をさらに追い詰めかねない。
その危険性をかなり軽減できる大きなポイントだ。
そして、 これまでに90%以上の学生たちを3週間以内に再登校へと導いているという実績。
これは正直スゴいこと。
もちろん性格やら状況やらの違いがあるから、どうしても3週間以上の時間がかかる場合もあるだろう。
しかし、それにしたってスゴいではないか。
聞けば先日通算500名の再登校を突破したらしい。
まず不登校でお悩みのかたは、一度無料相談を受けてみるといいかもしれない。
少子化>不登校?おかしくね?
今の時代、少子化が大問題になっている。政治の世界でもたびたび議題に上がる由々しき事態だ。
たしかに新たに生まれてくる命が少ない現状は、未来が消滅しかねないほど大変なこと。だからこそ新聞やニュースで取り上げられることが多いのだろう。
その一方で、同じように取り上げられながらも、いささか不登校が軽んじられているように思えるのは気のせいだろうか。少子化も大問題であるが、すでに存在する学生たちだって同じく未来へとつながる大切な人材であることに違いない。
同じくらい重要な大問題として考えていくべきことなんじゃないかと思うわけさ。
少子化対策はもちろん大いに力を入れていただきたいが、俺が伝えたいのは、今、すでに生まれてきていて、なお苦しんでいる若者たちへの支援にも、もう少し力を入れていただければなと思うのよ。
例えば、今回はたまたまご縁があって、株式会社スダチという不登校の学生家族への支援サービスを提供する企業の代表とお話が出来た。
そして、こうしたサービスがあること知ることが出来た。
でも、実際に不登校の学生を支え、悩み苦しむ家庭のうち、どれほどの数がこうしたサービスがあることを知っているのだろうか。
別に株式会社スダチに限らず、他にも類似の会社があるのかもしれないが、とにかく救いの可能性がある選択肢は多くていいとおもう。
ただ「知らない」がゆえに「いつ助けが駆けつけてくれるかわからず途方に暮れている」状態の家庭がどれほどたくさんあるのか。
それを思うと、「しょうもないトレンドばっかり垂れ流しとらんと、たまにはこうした役立つ情報を流せ」とメディアに対して苛立ちを覚える。
とくに徳島県に重きをおくすべてのメディアにもの申す
テレビや新聞は終わったなんて声もあるが、そんなことはない。
視聴者側の選択肢が増えただけで、そのメディアの持つ影響力は今でも強力だ。
だから、もっと株式会社スダチのように、人に寄り添う企業に光を当てまくっていただきたい。
地元・徳島県出身者には、小川涼太郎という若武者がいる。彼は、東京を拠点に、株式会社スダチを興し、日本中の不登校に悩む家族を救おうと日々奮闘している。
どうか徳島県内で活躍されているメディア関係者の皆様、お力をお貸しください。
小川氏に、バンバンインタビュー依頼の連絡をどうぞ。
今回はちょっとだけ真面目な記事になったけど、最後まで読んでいただけたなら幸い。
それでは次回から、通常どおりアホ記事連発でいくんでよろしく。それではまた、したらな~。