あんまり気分が乗らなかったが、「とりあえず外出りゃテンションも上がるだろ」と鳴門市に向かって車を走らせた。
なぜ鳴門市なのか。
ほどよく栄えてて、ほどよく自然があって、何となく好きな町並みがお気に入りだから、俺は困ったとき迷ったときに鳴門に向かっていくのだ。
まず何となく気になった「いせや農場」という去年(2018年)にオープンしたばかりの産直市場に入る。
産直市場いせや農場
去年の雑誌で仕入れた情報では9時オープンだったけど、どうやら実際は8時半から開いてるみたいだ。
店頭にはここ数年流行りっぱなしの多肉植物が並んでいる。
植物に疎い俺でも何となく流行っている理由がわかる気がした。何かずーっと眺められるわ。
入口付近はスーパーっぽく鮮度抜群な地元の野菜が並んでいて、内装もちょっとしたスーパーのような感じ。
写真では確認しづらいけど、左奥側にはイートインスペースというか軽食コーナーみたいなのがある。(でも、オープンまで1時間もあるので断念。ここではイチゴのスムージーや松坂豚を使った日替わり定食みたいなのが楽しめるみたい)
オーガニック的なあれこれがよく目立つ。瓶詰めのピクルス。バリエーション豊かなドレッシング。なんか洒落たもんが多いな。
朝飯も食べずにいたため、小腹が空いて一歩も歩けなくなったので朝食と気になった味噌を購入。
ふじなかっていうのは、調べてみたら鳴門市にある仕出し屋さんの名前っぽいね。
ちなみに内容は、小鯛、サゴシ、ヒメチ、コハダというラインナップ。
サゴシはサワラの出世前の名前なんだって。(40~50センチくらいまでがサゴシで、50~60センチがナギで60センチ以上がサワラらしい)
また、ヒメチっていうのは、ヒメジの地方での呼び方らしく主に愛媛県や高知県で呼ばれるらしい。ホウライヒメジとかのヒメジなのかな。
20歳超えたあたりから、光り物が好きになったのでコハダは嬉しいな。
その他サゴシもヒメチも初めて食べるし、鳴門の小鯛なんてテンションがあがるし、8貫ぎっしりのシャリで500円っていうのもありがたい。
さっそくいただく。いやあ、酢がガツン!と効いてるね。適度なわさびも良い。ただシャリが小さめのおにぎりくらいあって、小腹を満たすでは済まないボリュームがあった笑
旨いから全然問題ないんだけど、想像以上で驚いた!
ちょくちょく飲んだのは、
阿波晩茶(あわばんちゃ)っていう徳島県相生産の茶葉を使ったお茶ね。何の気なしに買って飲んだけど、これが思った以上にキツめの酢飯と合う。
ちなみにこの阿波晩茶、花粉症などのアレルギー的な症状を和らげる効果があるそうだ。アレルギー体質な俺には最適なお茶と言えるだろう。
徳島県の魚とお茶で腹を満たした俺は、ふたたびあてもなく鳴門市内をさまようことにした。