徳島県西部にある美馬市には、段の塚穴という横穴式石室(石造りの洞窟っぽいの)がある。
これまで何度となく「行ってみよう」と試みるも、俺が行くときに限って舗装工事か何かをやってて入っていけなかったところだ。
けど、今回念願かなって段の塚穴に入ることが出来たので記事として記録しておこう。
とその前に手前にある北岡西古墳ってのに寄って、気分を高めにいくことにした。
北岡西古墳
ちょっと入り込んだ狭い道沿いにあるので、見落としそうになるね。
畑とか人んちとかに紛れて急に穴がポンと存在しているから、初めて行ったら驚くかもしれない。
あまりにも綺麗に残っているから、多分どっかで修正したんだろうな。でも、まあ良いじゃない。それっぽい雰囲気があるんだから。
入って良いのかどうかは知らないけど、入ったら駄目って書いてないので入ってみた。
お邪魔します。
うん、狭い。
狭いけど、そこそこ高さがあるから俺は全然中で生活出来るね。157センチの俺には程よい隠れ家になりそう。火起こしたら駄目らしいけど。
天井蜘蛛の巣だらけ。。。今が冬で良かったと心底ホッとし胸をなでおろす俺。
さて、段の塚穴を目指して行くか。
段の塚穴(だんのつかあな)
国指定等文化財となっている横穴ぽこである。詳しいことは美馬市の公式サイトなどに書かれているので省略。
簡単にいえば、古墳。埋葬施設ということらしい。
ウィキペディアによれば、6世紀ごろからあるらしく、7世紀あたりまで追葬されていたとのこと。今が21世紀だから15、6世紀も前からあったのか。。。
よく崩れもせずに残っているもんだな。多分どっかで修正されてるんだろうけどね。
入り口はこのように年季の入った門戸で封じられているように見えるが、実際は鍵はかかっていないし、中に入っても良い。
太鼓塚古墳ってジャンル分け(?)らしい。
テイルズオブエターニアのレグルスの丘を思い出すなあ。
中に入ってみると、思っていた以上に広く、天井も高かった。
暗いので懐中電灯を装備して、照らしながら撮影。
中には北岡の古墳と同じようなものが祀られていた。多分信仰の対象というよりは、お墓みたいなノリなんだろうな。
5分くらい中で眺め回してたかな。充分満喫出来たということで、車に戻った俺。
まさかここから25mくらい先にもうひとつ同じような古墳があることも知らずに……。
その真実を知らないまま、俺はお昼ご飯を食べに向かって車を走らせるのだった。
ちなみに段の塚穴周辺にはしっかりとした駐車場があるので、かなり近くまで車で移動することが出来るから安心だ。
20台くらい停められる上にバスも停められるようになっている。美馬市はお金持ちだなあ。