一泊二日の小旅行ラストを飾るのは、徳島ラーメンだ。前にも書いたかも知れないけど、徳島にはラーメン屋さんがめちゃくちゃたくさんある。
これまでも何軒かぶんのラーメン屋さんを紹介してきた。
(村田商店、ふく利、頂上(てっぺん)、バス型ラーメン屋 太閤6号、セルフラーメン バリ旨製麺、赤跳馬など)
ただ、これまでこのブログで紹介してきたラーメンは厳密に言うと、「THE徳島ラーメン」「This is 徳島ラーメン」ではない。
ただ徳島で食べてるから、徳島ラーメンと表記しているに過ぎない。
甘辛く煮た肉。ぽとりと存在感ある生卵。濃いめのスープなど、徳島ラーメンと呼ぶのには幾つかの条件を充たさなければならない(らしい)
でも、正直なところ、俺はそういった「これぞ徳島ラーメンです!」みたいなタイプのラーメンが苦手だった。
(厳密に言えば、とある有名店で「うちのラーメンこそ徳島ラーメンでござい」という押し付けがましさが店内中にまん延していたことに対する嫌悪感だったかもしれないな笑)
ところが、今回俺は「徳島ラーメン」に感服し、ただ単に美味しい徳島ラーメンを食べてなかっただけだと思い知ることになる。
今回行ってきたのは、
支那そば 巽屋
徳島県徳島市住吉にあるラーメン屋さんだ。
まずいきなり大将がガラガラとドアを開けて出迎えてくれたのに驚く。
「はい、いらっしゃい」
よくわからないが、いざなわれるように入店。すると、お店の方々がめちゃくちゃ元気よくにこやかに挨拶してお出迎え。接客がとても気持ちが良い。
「まずは食券を買ってください」
と、教えてもらい、券売機を眺める。「オススメ」「写真に載ってるのと同じです」(多分サイトや雑誌に掲載されてるのを指してる)と書かれた、支那そば 肉玉入りの並みを選ぶ。食券を手にして振り変えると、大将がいて直接受け取ってくれた。
調べたところ、最近リニューアルオープンして、券売機導入したらしいから、嬉しくてテンション上がってるのかもしれない。だとしたら、愛すべきキャラクターだな。
ちなみにチャーハンはない。
待つこと5分くらい。
やってきたのがこちら!
支那そば 肉玉入り(並)
いつも通り1枚だけ写真撮って、即いただきます。ひとすすり。
あっ、旨い。
卵をといて、絡ませてひとすすり。
嗚呼、旨い。
その甘辛きこと、すき焼きの如く。
チャーハンがない理由を察した。
このラーメンには白飯のほうがよく合うだろう。チャーハンだと、少しくどくなりそうな気がする。
とにかく旨い。
何だ、何なんだ。THE徳島ラーメン旨いじゃないか。俺が苦手だと感じたのは何だったのか。
8時間煮込んだというスープは、それだけでおかずになりそうな味付けだ。これはヤバイ。良い意味のヤバイだ。
サービスよし。
愛想よし。
味よし。
おまけに朝の10時半から開いてるのも、早朝から遊び回ってる俺には嬉しいポイント。
総合的にかなり好きなラーメン屋さんだ。文句のつけどころがないや。
一泊二日の最後を締め括るに相応しいラーメンとお店に感謝しかないね。
ホテル龍宮といい、
この巽屋といい、
最高のおもてなしを受けた。
良いサービスを受けると、人は心からの「ありがとうございます」が出るね。とても勉強になった。