まず、テーブルの工夫が素晴らしかった。たとえば子ども用のテーブルなどは三角になっていて、子どもが絵本など大きな本を広げて読みやすくしてあった。また角のスペースを利用したテーブル空間。角に向かって座って読書が出来るため、集中した読書が楽しめそうだ。(もちろん照明もしっかり明るい)
それから学びのハコ2というガラスで仕切られた空間は、静読室として使われている。(精読ではなく、静読である)ちなみに◯◯のハコというのは、この施設内でのスペースの呼び名として使われているフレーズだ。
正方形の畳×24枚で構成されている、タタミのハコなどは靴を脱いで本をじっくり読むことのできる癒やしのスペースとなっている。
他にもWi-Fi有り、図書消毒機有り、隣接するカフェ有りとかなり至れり尽くせりな図書館となっているのがポイント。
もっとも気になったのは、本棚の高さ。館内に並ぶ本棚はどれも140~150センチ程度で統一されており、低い。
これは子どもでも本が取りやすい工夫というだけではなく、万が一地震など災害が起きた時に本棚が倒れたりする危険性を少しでも抑える効果があると見た。重心が低いと倒れにくいし、中の本が溢れるにしても低い分危険性も少しはマシになると思うし。
いやあ、相当気合の入った図書館だった。美馬市が羨ましいと心から思うね。