地元でよく行くスーパーでは、お酒コーナーが大変に充実している。というわけで徳島県の地酒をいくつか買い込み、33歳になるのに年齢確認をされながらも無事に自宅へ戻ってきた俺は、早速飲み比べ晩酌を楽しむことにした。
ナルトタイOnto the table 飲み比べセット
ポップな箱に入った飲み比べセット。でも、あなどるなかれ。可愛らしいパッケージではあるが、それぞれの個性を細かく紹介していたり、お酒に合う徳島グルメを紹介していたりする。なので、「徳島にはこんなんがありまんねん」と名刺代わりに贈るのにもピッタリである。
純米
ほどよいフルーツ香があり引きの良い食中にぴったりの酒質
パッケージより丸写し
精米歩合65%だそうだ。
ちなみに精米歩合〇%とは、
精米歩合(せいまいぶあい)とは、米の精白(精米)の程度を示す比率(割合)。(略)白米(玄米からぬか、胚芽等の表層部を取り去った状態の米をいい、米こうじの製造に使用する白米を含む。以下同じ。)のその玄米に対する重量の割合をいうものとする。
Wikipedia精米歩合より抜粋
つまり、精米歩合(%)の値が小さくなればなるほど、より高い技術によって高い精度で米を削っていて手間暇がかかっているというわけだ。ほぼWikipedia情報であるけど、おわかりいただけただろうか。
徳嶋ダイスケ評
説明書きにあるように、たしかにフルーツ香が感じられてフルーティな日本酒だと感じた。呑んでみた印象としてはフルーティではあるけども、ほんのわずか、微かにツンと鼻孔を刺激するところがあるように感じた。旨いが、やや刺激があるように思ったのが正直なところ。旨いけどね。
純米吟醸
上品な甘い香りと程よい酸のキレ 白ワイン的感覚で飲める
パッケージより丸写し
徳嶋ダイスケ評
先に呑んだ純米と比べると少しマイルドな口当たり。だが、先に読んだ説明書きに舌が引っ張られて、「うむ、確かに酸のキレも感じられる」とバイアスがかかって正常な判断が出来なかった気がする。でも、個人的にはとても飲みやすい日本酒だと感じた。
純米大吟醸
熟れたバナナを連想させる芳醇な香りと旨口タイプの酒質
パッケージより丸写し
徳嶋ダイスケ評
味も純米、純米吟醸と異なるんだろうけど、一番の違いは香りだと思った。説明書きにあった「熟れたバナナを連想させる」というのは凄くわかりやすい例えだと思う。口に含んだ時、鼻に抜ける香りがとても甘くて優しい。
まとめ
同じ徳島県産米100%を使用したもので、これほどまでに異なるスタイルの味わいを生み出すとは、おそるべし松浦酒造。徳島県が誇る酒蔵のひとつである。米の磨き方による、変化のかけ方。実に繊細な作業に違いない。
同時にその繊細な作業に応えられるだけの味覚を持ち合わせていない自分がとても恥ずかしくなった笑
途中で精米歩合の話(ほぼWikipediaのコピペ)をぶっこんでみたものの、勘違いしないで欲しいのは、別に精米歩合が低ければ低いほど上質で旨いというわけではないということ。旨いも旨くないも、結局は好みだからね笑
精米歩合ばかりに気を取られて、右往左往しているようでは、食べログでの星の数で右往左往している人たちと何ら変わりない。「自分の好きを信じよう!」ということが言いたい記事でもあるので、そのあたりが少しでも伝わったら幸い。
以上、今回の記事はここまで。したらなー。
松浦酒造さん、ごちそうさまでした!