ちょいとした野暮用があって、徳島市内をうろついていた。
その日はちょうど台風が最接近していて、朝から少しの雨と少しの風が吹いていた。
しかし、台風というには貧弱だったため、とくに問題なく野暮用をこなしながら、愛車・鉄の棺桶3号を運転していた。
時刻は11時過ぎ。
そろそろ小腹がすいてくるころである。
次の予定は12時。ちょちょいと腹に何か入れておきたいと思った俺は、すぐさま近隣のラーメン屋さんをググった。
すると、豚骨ラーメンが食べられる「てっぺん」というお店が近場にあることがわかった。台風最接近ということもあり、通常通り開店しているか心配しつつもお店に向かった。
駐車場付近にある看板。
そして、パトランプがくるくると点灯しているのを見てホッと一安心。お店に入ると、先客が新聞紙を広げて常連オーラをかもしだしているのがわかった。
店に入るなり、客の目の前に立ちはだかるのは、大きな食券機。ふむふむ。どれも美味しそうな感じ。どれにしようかしら~。
とワクワクしながらも、頭の片隅には次の予定12時というのがあるから、あまり注文から時間がかかりそうなメニューは選択肢から排除。(食べてみたいのはいっぱいあったんだけどな)
とりあえず最もオーソドックスっぽい「豚骨醤油ラーメン」を選択。
そして、テキトーな席に着きながら、食券をお姉さんに渡した。
「麺の硬さはどうされますか?」とお姉さん。
「ほえ?」※徳嶋ダイスケは麺の硬さには無頓着なのだ!
「…………普通でお願いします」
「かしこまりました」