マイルドな湧き水「龍王水」をテイスティングした俺は、その水源がどうなっているのかを確かめるべく、龍王水より奥側に進んでみることにした。
奥に進むと、謎のお墓みたいなものが並んでいた。
その横をすり抜けると、そこから降りていけそうなスポットを発見。しかし、良い子のみんなはマネしないように!
あたりが竹林ということもあり、頑丈な竹、根っこを軸に足場としてゆっくりと下へと降りてみることにした。やっぱり冒険はこうでなくちゃな。体をバキバキにはってナンボだ。
岩と岩をそろりそろりと降り、やたら太いツルに助けられながら、頑丈な倒木に支えられながら、無事水源へと続く河原っぽいところに上陸できた。
そこからも足場に気を付けながら、慎重に冒険を続けた。
やたら倒木が目立つ。つまり長らくの間、人の手が入っていないということだろう。聞いた話によれば、「森藤ふれあいパーク」自体は、「Googleマップ的には閉業扱いされている」らしいから、無理からぬことか。
龍王水が汲めるスポットの真後ろではデカいクレーン車が工事をしていたしね。
さて、冒険冒険。らんらんらん。
辺りを眺めると、ふいに遠い昔の記憶がよみがえってきた。
というのも、この森藤ふれあいパークに自治体の子供会みたいな集まりで、30年近く前に遊びに来ていたからだろう。
当時はまだBBQが楽しめるスペースもあって、子供もそれなりに多くてね。高学年のお兄ちゃんお姉ちゃんと一緒に川遊びをした思い出があるんだ。だけど、このあたりで遊んだのかどうかは定かじゃない。ちょっと思い出すのには記憶が古すぎるからね。当時の俺が幼すぎるというのもあるし。
しかし、倒木だらけだ。