これまで「流れる綺麗な水」が好きであることは何度も書いたかもしれないが、それと同じくらいトンネル(穴ぽこ)も結構好きだ。
とくに古いトンネルは良い。あるだけで画になる雰囲気が漂っている。
たとえばヤレヤレ峠隧道や松坂隧道のような、トンネルではなく「隧道(とんねるもしくはずいどう)」と書いてあるのなんか最高だ。
ちなみに今回行ってきた府能隧道は、土木学会選奨土木遺産という何だかよくわからないけど凄そうなものに選ばれた素敵なトンネルなのだ。
府能隧道
どう? なかなか格好いいトンネルでしょう?
1923年(大正12年)に完成したものだそうだ。名称部分が達筆すぎて読めん。。。
また反対側からも撮ってきたので載せておこう。
反対側とは名称部分の表記が違うね。こっちは府能?隧道って書いてあるっぽい。
天下御免の土木学会選奨土木遺産の証明のプレート。
写真撮ってると、反対側からおじいさんが歩いてきてめちゃくちゃびっくりしたのはここだけの秘密だ。
でも、なんか全体的にカバーみたいなのが被さってて、もともとのトンネルの様子がわからなくて悲しいね。歴史のあるトンネルなんで、どんな具合なのか見てみたかった。。。
ところで土木学会選奨土木遺産とは?
よく知らなかったので、土木学会のホームページから説明っぽいのをお借りしてきた。
土木学会では、土木遺産の顕彰を通じて歴史的土木構造物の保存に資することを目的として、土木学会選奨土木遺産の認定制度を平成12年に設立いたしました。
土木学会としては、その結果として、
(1)社会へのアピール(土木遺産の文化的価値の評価、社会への理解等)、
(2)土木技術者へのアピール(先輩技術者の仕事への敬意、将来の文化財創出への認識と責任の自覚等の喚起)、
(3)まちづくりへの活用(土木遺産は、地域の自然や歴史・文化を中心とした地域資産の核となるものであるとの認識の喚起)、
(4)失われるおそれのある土木遺産の救済 (貴重な土木遺産の保護)、
などが促されることを期待しています。(以上抜粋及び便宜上改行等済み)
とまあ、こういうことらしい。
まさかトンネルを見に行って、すごそうな組織の存在と名前を知ることになるとは。何が学びのきっかけになるかわからんもんだなあ。