第12回アークバリア旗争奪 東四国大会
後に調べてわかったことだが、両チームとも激戦トーナメントを勝ち進んで、この試合を迎えていたらしい。この試合に勝ったほうが、第12回アークバリア旗争奪 東四国大会の決勝にコマを進めるということだったようだ。
そんなことは全く知らないまま、「おおっ、徳島ホークス。頑張れ」と徳島びいきの応援をすべく、ガラガラに空いた応援席に座った俺。
久しぶりの野球生観戦に心躍っていた。
選手たちの保護者以外の応援はほとんどおらず、どこでも選び放題である。
ところが、1回と2回の守備で徳島ホークスは3点ずつの計6失点してしまう。それでも何とか粘って引き下がって戦い進めていく。
相手の守備の乱れに乗じて、何とか1点をとった徳島ホークス。その後、さらに1失点してしまい、7対1。
そう簡単にはひっくり返すことが出来ない点差だ。不可能な数字ではないにせよ、ヤング淡路の守備はなかなかに堅い。投手も良いテンポで放っているし、100キロちょいの直球がコースに決まっているようだ。
それに継投として出てくる投手が軒並みいい感じで投げていた。
「このまま終わっちまうのかな……」なんて思いながらボケーッと観ていた。