2022年7月23日。この日は土曜日。
お仕事もしっかり入ってて、気合い入れて頑張って働いていた。
もうすぐで上がる、というタイミングで、先輩から「西祖谷と東祖谷合同で行う祖谷夏祭り」というものが、行われていることを教えてもらった。
祖谷の民になったのであるからして、これは参加しとかなアカンやろうと思い、急遽仕事上がりに参加することに決めたのである。
祭りの場所はね、西祖谷にある祖谷ふれあい公園。
祖谷ふれあい公園からはちょっと距離はあるけど、警備員さんのいる駐車場があったので、しっかり駐車。(帰りにレッカーされちゃって車なかったなんて洒落にならないからね笑)
到着時刻は夜7時前。
祭り自体は午後5時からだから、参加者は大体出来上がって、仕上がって上機嫌な状態っぽかった。もう赤ら顔の人たちがいっぱいいて、阿波踊りを踊る小さい子もいて、出店も賑わっていて、非常に祭り祭りしてて良い塩梅だったな。
勝手に小規模な慎ましやかなイベントを想像していたけど、行ってみると全然違って驚いた。
ガンガンに音楽が流れてて、若人たちの笑顔と、それを見守る大人たちの笑い声で満たされており、柄にもなくウキウキしてしまった。
「さて、どうしようか」とひとりでウロウロしていると、「徳嶋さん!」と声をかけられた。
「ん? 西祖谷に知り合いいたっけか?」と振り返ると、なんと、そば道場の看板娘さんが友達数人連れてやってきていたのだった。
「おー! どーも、どーも!」なんて言っていると、看板娘さんが「徳嶋さんもカラオケどうです? 私、さっき涙そうそう歌ったんですよ」と良い笑顔で教えてくれた。
どうやら飛び込み参加スタイルのカラオケコーナーが開催されており、誰でも大勢のお客さんを前に好きな歌を歌うことが出来るようだった。一応照れくさくて、「いやいや」なんて断ったんだけど、ふと頭によぎるものがあったのよ。
「ええんか? これ、絶対後から『歌っときゃよかった!』って後悔するやつやぞ」
「ここでやらかさんで、いつやらかすんじゃ!」
と。さりとて、何を歌えばいいものか。そもそもカラオケ自体が3,4年ぶりのことで、自分が何を歌っていたのか思い出すのに苦労した。うろうろしながら、「まずは腹ごしらえしよう」と出店を見て回りつつ、選曲を決めることにした。
すると、見覚えのある顔が……。
Café&ジビエの横川さん!
「あー! どーもどーも!」と声をかけて行く。こういうところで顔見知りに会うと、やっぱりテンションが上がっちゃうもんだ。「ジビエバーガー、4種類いただきましたよ~」なんて言いつつ、横川さんが出店やってるもんだから、「100%旨いやろ!」と何を売ってるのかわかってない状態で、
「すんません。ひとつ下さい」と注文。
聞けばフレンチトーストを売ってらっしゃったみたい。良いね、仕事上がりで疲れた体に甘いもの。最高じゃないか。チョコやらイチゴやらブルーベリーやらいくつかフレーバーがあって、決めかねたので、「オススメは?」と聞いてみた。すると、「無難にチョコにしましょう」と横川さん。
それなら間違いないと500円玉を支払う。
「それ食べたら、歌ってきましょうよ」と言ってくれたので、「はい、わかりました! 行くしかないっすよね」と覚悟が決まった。
よし、このチョコのフレンチトーストを喰ったら、歌おう。
なんて思って、食べる場所探していたら……。
おのみ屋でお世話になったMさんたちとばったり。
ちゃんとご挨拶とお礼とお詫びと改めて「よろしくお願いします」が出来たので、いよいよ気分が高揚してきた。
運営の方々が集まる自販機前で、腰を下ろし、フレンチトーストを「いただきます」した。
いや、超うめえ!笑 パンを1回揚げてるのも、たっぷりの生クリームとチョコレートも超旨い。1日働きぬいて疲れ切った体に染み渡る~♪ こうして両頬に生クリームをつけたことに気づかない俺は、気合い十分でカラオケコーナー受付に向かった。
丁度ひとり男性が歌ってたんだけど、そのあとは誰も予約が入ってなかったみたいで、担当の方から歓迎された。(わかる。こういうイベントごとって参加してもらえないのが一番寂しいからね)
「ほな、ブルーハーツの『夢』お願いします」
「はーい」
と、一度は『夢』をリクエストしたんだけど、直前で「すんません。曲変えてください。ブルーハーツ『終わらない歌』でお願いします」と歌を変え、その勢いのままマイクを受け取り、壇上にあがり、歌い始めることとなった。
終わらない歌を歌おう~ くそったれの世界のため~
いやあ最高の舞台だったな笑
お客さんもめっちゃ優しくて、拍手してくれるしさ。「うわあ、気持ちいい!」と人前で歌う快感、たまらんかったな。老若男女問わず集まる祭りで、ひとりで歌うような性格ではなかったんやけど、変われば変わるもんや笑
そのあとも楽しかった。
まず、そば道場の看板娘さんが島人ぬ宝を歌ってるのを聞いた。(歌う直前に話しかけたら、『私が締め(トリ)になっちゃいました~』と言っていたので、「頑張って!」と全力の笑顔を贈っといた笑)
上手いね。良い声だった。
それから、俺より先に歌ってたハットのオシャレなおじさまとトイレでばったり。「あっ、さっき歌ってた方ですよね。めっちゃカッコよかったっす」と声をかけると、そこから少し会話が弾んで楽しかった。何でも香川県からいらっしゃってたみたい。
そんで、地元の連による阿波踊り。これも良かった!
こちとら生の阿波踊りを2,3年取り上げられてるからな。あのぞめきの感じ。心からゾクゾクしたもん。鳴り物や太鼓の音が、俺の真っ芯に響いてさ、ちょっと泣いてしまったもん笑
地元テレビ局の人らしき人がデケェカメラで撮影している後ろで、拍手しながら泣いた泣いた笑
ああ、俺、阿波踊り好きやったんやって改めて気づいた。
連の子どもたちが一生懸命踊る横でさ、小さい子たちが真似して踊ってるのも良かった。
そう、コレ! コレなんよ。阿波踊りって。くだらんしがらみでいがみ合うもんやなしに、踊る阿呆と観る阿呆がおったらそれでええんちゃうんけ! っていう気持ちがこみ上げてきた笑
で、あと40分くらいしたらメインの花火になるというところでタイムアウト。俺の睡魔タイムがやってきてしまったのである。俺は8時すぎくらいからお眠なのだ。(それに翌日もしっかりお仕事なのでね笑)
というわけで俺は、メインである花火を観ずに祖谷ふれあい公園を後にした。
でも、心は満たされまくっていたのOKです♪
お酒を飲んじゃってたので、友達に迎えにきてもらい帰宅。
そして、今に至るというわけ。この興奮は早く記事にしないととキーボードを叩いているのである。
ごっつ久しぶりの夏祭り。最高に楽しかった! 疲れも吹っ飛ぶパワーをいただいた。サンキュー祭り! というわけで今回は勢いにまかせていつも以上に推敲せずに、そのまま書いて出しの更新とする!
誤字脱字、意味不明な点がありましたら、そっと心の中にしまっておいてください。
今回はここまで。それでは、したらなー。