まとめ
若者向け音楽フェスというものに初めて参加してみて、改めて「スゲェな」と思ったな。
何が「スゲェな」って思ったかって具体的にいうと、「音楽も誰かに向けて生み出されたものなんだな」という当たり前のことに気が付けたことだ。考えてみれば至極当然のことじゃない? 音楽にしろ、文学にしろ、絵画にしろ、芸術というか文化というか、そういったものってアマチュアじゃない限り聴く人、読む人、観る人に向けて作品を作るわけだ。
でも、そういった当たり前のことってわかりにくいことが多い。
とくに俺にとって音楽は、「自分(俺)が聴いて気に入ればそれでいい」という狭い価値観で楽しむものだったから、どういった曲が盛り上がるのかなんて考えたこともなかった。
ところがいざ生で不特定多数の人たちで聴いて、観るとなると聴き方や観方やとらえ方がまるでことなってくる。アーティストが目の前にいて、込めた感情を全力で表現するのに対して、それを観客が各々受け止めながら一緒になって盛り上げて場を作り上げていく。
自己満足という自分の視野の狭さ、見聞の狭さに気が付けたと思った。
何かを表現することに対して、誰のためかを考えることの重要性を思い知った一日だったなと。自分に最も足りないものがなんなのかを思い知らされた気がする。
これまでの俺は、所詮自己満足。つまりアマチュアレベル。これじゃダメだと思った。
そういった意味でも四星球には心から感謝申し上げたい気持ちである。本当に20周年おめでとうございます。そして、もっともっともっと売れて、有名になっていただき、四(よん)星(ほし)球(たま)って打たないでも、自動的に変換されるくらい、さらに頑張っていただければなとエールをひそかに送って、今回の記事の締めくくりとしておこうと思う。
とにもかくにも最高のイベントだった。そんなイベントを観に行けたことを誇らしげに思ったところで今回はここまで。それではまた、したらなー。