俺の気のせいかもしれないが、「みそカツラーメン」と俺が言った瞬間、大将の目がキラリと光り、ニヤッと笑ったように見えた。なんだろう、今の感じ……。
とはいえ、もう注文したからには待つことしか出来ない。
俺は店内を見回しながら、時々Twitterのタイムラインを眺めながらラーメンの到着を待っていた。
すると、次々にお客さんが来店。明らかにサーファーっぽい5、6人組もやってきた。そう、ここ海陽町はサーフィンが盛んな地域で、この辺りの海はサーフィンの世界ではそこそこ知られたスポットなんだと何かで聞いたことがある。
(わあ、本物のサーファーだ。ビーチボーイズのマイク眞木みたいな髪にしとー。すげー!)
そんなことを思っていると、「みそカツラーメンです」と待ちかねたラーメンがやってきた。