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【徳島眉唾冒険譚4】石尾神社で洞窟と古すぎる空き缶とコウモリを発見した話【俺、時空を超える】

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石尾神社に行ってきた!

まずはこれが目印。

ここは剣山にまつわる伝説に関係してるかもしれない、ちょっと不思議な神社なんだな。何でも金鶏の風穴という岩の割れ目をずーっと進んでいくと、剣山に繋がっているんじゃないかなんて説があるらしい。

今回は磐境神明神社、倭大国魂神社、栗枝渡神社につぐ剣山系不思議スポットの第4弾という感じ。とはいえ別に繋がっているわけじゃないので、過去記事を知らなくても問題ないよ。(よかったら読んでみてね)

道なき道を拾った木の棒を振り回しながら進んでいく。(クモの巣を払うためである)

ちょっと転げ落ちないか心配になる道を進んでいく。

やがて見えてきたのがこちら。


寺? 祠があったりお墓があったりはするけど、他には何もなさそう。

そうだなあ、他にあったのは物凄く年代物のポイ捨てられた空き缶くらい。

調べてもヒットせず。。。

(これらをTwitterにあげたら普段の俺のツイートなら考えられないくらい「いいね」と「リツイート」がいただけて、ありがたいやら驚いたやら状態です。リプいただけて嬉しかったです。読んでないだろうけど、ここでお礼言っときます。本当にありがとうございました!)

寺の右側は道が見当たらなかったので、左側の人工臭いとこを選んで進んでいった。

すると、遥か彼方に鳥居を見つけた。

岩と岩の細道を進み、強度が心配な石の階段を登る。

しかし、何かが変だ。よく見たら鳥居がめちゃくちゃ新しい。

近寄ってみて納得。

岩と岩の間を通り抜けていく
剣山大権現って書いてある!
剣を交差させた装飾
現在の石尾神社の鳥居

理由はわからんけど、元の鳥居がへし折れて崩れたから、割りと最近新しくした感じだ。そのせいで厳かな雰囲気のなかに少しだけポップな感じがまじっている。

まあこれも時代の流れか、なんて考えてると急に冷たい風が漂ってきた。風の来る向きに進んでみると、割れ目のある巨石にたどり着いた。まるで冷房のような風が中から際限なくそよいでくるではないか。

当然行ってみた。

名もなき巨石の割れ目?

顔を突っ込んでみる。凄い冷たい風がたえず流れ出てきていた。

ただそこはなんの説明もない。単なる割れ目なんだろう。しばらく涼んで元来た道に戻り、改めて鳥居をくぐった。

しばらく進むと看板を発見。

金鶏の風穴

これが入口


先ほどの割れ目とは違い、中に入れるようだ。剣山でも使ったヘッドライトLED懐中電灯を装備して、いざ突入。

途中、いきなり段差がありガクンとなる笑

やっぱりひんやりした風が奥から吹いてくる。さらに水がポタポタ落ちるような、小さな音が遠くに聞こえた気がする。

金鶏の像を見てみたかったが、肩幅が邪魔して挟まり、身動きがとれなくなり慌ててバック。忘れていたが、俺は閉所恐怖症でもあったのだ。危ない、危ない。危うく誰もいない山の洞窟の中でパニックを起こすところだった。

ちなみに岩肌はこんな質
入口付近の頭上はこんな感じ
ごろんごろん

結局、金鶏の像は諦め、本堂?を目指して更に登り進めていった。

そのすぐ先に賽銭置くようなのを発見。

よくよく見てみたら、石像っぽいのが祀られていた。

その左側を抜けて先に進む。
自分の背丈ほどの木の棒を振り回すのに疲れ始めた頃、ようやくメインスポットらしきポイントが見えてきた。

石尾神社に違いない!

石尾神社周辺探索

写真右手側に上へと続くルートがあって、そちらから回り込むようにして進んだ。

立派な蔓

ほとんど木みたいなぶっとい蔓。こうなるまでに何年かかったんだろうか。こう言うのを目の当たりにすると、改めて自然って不思議だなと思うよね。

雨乞の岩屋

頭上はとんでもなく大きな岩


この近くでポケーッとしてたら帽子の上にポタポタ雫が落ちてきた。それが雨乞の岩屋と関係するのか、単に雨水が落ちてるのかは定かではない。

高野槙 (シャクナゲ群生地)


目の前にある岩山の上をさすようで、シャクナゲの群生地らしい。

だが、危険なため立ち入り禁止となっていたので素直に従う。

これ、当たり前だけど本当に大事だからね。大体「せっかく頑張って来たんだから」と無理したときに人は痛い目に遭うようになってるから。ましてや、ここは本当に人の気配がない場所だからね。怪我したら大変。

さて、いよいよ本日のメイン中のメイン。石尾神社、いざ!

石尾神社


凄い場所に建てたもんだよな。祠や本堂を見て回る。やっぱり迫力があるね。

それで回り込んで本堂(建物)を覗いてみたんだ。

そしたら何と野生のコウモリがいたのよ。

しかも、よく見たら起きてて、手(前足?)使ってゴニョゴニョやってた。俺、小学生以来に生でコウモリ見たな。

そっから更に奥に抜けられたから行ってみたら、そこには小さな祠?があった。

風穴にも入れたし、涼めたし、挟まったし、怖いくらい巨大な岩も見られたし、立派な蔓も見られたし、メインの神社にも来られたし、俺は大満足で来た道を戻ることにした。

ちょっと道を間違えたものの、特殊能力を使ってことなきを得た。

こうして山遊びをするたびに感じるのが、無事下りてきて、愛車が待ってんの見たときが一番ホッとするんだ。

よし、生きて帰ってきた!って感じ。

「山の神様、今回も帰してくれたんか。ありがとう!」と言う意味を込めてお辞儀して、山をあとにした。

まとめ

全体を通して、至るところに立派で巨大な岩があるんだけど、「これ、どこから転げてきたの?」「これ、山のてっぺんが割れて転げてきたのか?」と思わされるくらいデカイ。

とくに山岳信仰なわけじゃないけども、やっぱり人は自然の巨大さ広大さには本能的に畏れをいだくもんなんだろうな。見上げて思わず生唾飲み込んだよ。

自然ってスゲェなと思った。

それから最初の方でも触れたけど、まさか空き缶とコウモリがあんなに人気があるなんて思いもしなかった笑

おかげで多くの人たちと関わることが出来たし、徳島県出身の方たちと絡むことが出来た。これは本当に嬉しかったし、行った甲斐があったなと思う。

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